インテリW---モバイル端末決済など決済手段の多様化はビジネスチャンス拡大に直結
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
インテリジェントウェイブ<4847>は、クレジットカードやキャッシュカードなどのネットワーク基盤のシステム構築のほか、カード不正利用検知システム/不正口座取引検知システムなどのシステム・ソリューション業務、証券会社/銀行・生損保会社等向けトレーディングシステムやセキュリティ対策システムなどを手掛けている。
事業領域であるクレジットカード業界においては、システムの更新やハードウェア置き換えなどの設備投資案件が順調に推移。プリペイドカードやモバイル端末決済など、新たな決済サービス提供のための投資が増えている。現金を使わない電子決済の利便性が認められるにつれ、新しい決済サービスが続々と登場しており、決済手段の多様化は、同社のビジネスチャンス拡大に直結する。
2014年6月期第3四半期(13年7月-14年3月)業績は売上高が前年同期比12.2%増の50.37億円、営業利益が0.52億円(前年同期は7.49億円の営業損失)、経常利益が0.74億円(同7.42億円の経常損失)、純利益が0.20億円(同7.41億円の最終赤字)であり、損益は大幅に改善している。
カードビジネスのフロント業務においては、クレジットカード会社向けのシステム開発受託およびシステム保守ならびにハードウェア販売が好調。同期間の売上高は前年同期比28.1%増の34.43億円だった。システムソリューション業務においては、クレジットカード会社や証券会社向けシステム開発受託を中心として、売上高は前年同期比10.4%減だが、営業損益は黒字に転じている。セキュリティシステム業務においては、情報漏えい対策システム「CWAT(シーワット)の販売および保守、セキュリティシステムの回復が遅れ、売上高は同17.7%減だった。
そのほか新規事業としては、企業のWebサイトで利用者が必要としている情報へ速やかに誘導するナビゲーションを行い、Webサイトの付加価値と情報資産の効率性を高めるシステムツール「Feceコンシェル(フェイスコンシェル)」が、全日本空輸のWebサイトに採用され、第1号案件として稼働を開始。また、ソフトウェアプログラムのソースコードに潜む脆弱性を発見し、改善策を提示するサイバー攻撃対策システムツール「CxSuite(シーエックススイート)」の販売などを行っている。
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