ルネサスイーストン Research Memo(5):自動車向け売上高比率が約40%
[14/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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■ルネサスイーストン<9995>の成長ドライバ
(2)向け先別から見た需要ドライバ
同社はルネサス エレクトロニクスの製品を、一次代理店の中核企業として全品種を取り扱っている。そこで、ルネサス エレクトロニクスの向け先別動向を分析する。
2014年3月期のルネサス エレクトロニクスの半導体製品総売上高は790,900百万円だった。品種別ではマイコンが約45%、アナログ&パワー(A&P)半導体が約35%、SoC(一つのチップ上に複数の機能をまとめた集積回路、システムLSI、ASICなどと同じ)が約20%という内訳だ。需要先別にみると、それぞれの品種において、自動車向けは高い構成比を占めており、マイコンの55%、A&P半導体の25%、SoCの25%が自動車向けだ。その結果、ルネサス エレクトロニクスの半導体の約38%が自動車向けに使用されている。
このことはそのまま同社にも当てはまる。同社はルネサス エレクトロニクスの全製品の取り扱いがあるだけでなく、同社自身の販売先のうち最大顧客が日立オートモティブシステムズとなっている(2013年3月期有価証券報告書によれば、全社売上高の14%を占めている)状況にあり、自動車向け売上高比率は全社のおよそ40%を占めるという状況にある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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