ラクオリア創薬---アシッドポンプ拮抗薬の日本における第I相臨床試験を開始
[14/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
創薬ベンチャーのラクオリア創薬<4579>は23日、アシッドポンプ拮抗薬の日本における第I相臨床試験を開始したと発表した。日本人における、アシッドポンプ拮抗薬(化合物コード「RQ-4」)の安全性、忍容性および薬物動態の確認とともに、バイオマーカーを用いて胃酸分泌の抑制などの薬理学的な性質についても検討する。
胃食道逆流症治療薬としての第一選択薬であるプロトンポンプ阻害薬(PPI)の売り上げが年々増加している日本国内で、胃食道逆流症を適応症としてRQ-4の開発を開始することを決定している。韓国では、同適応症をターゲットとした第II相臨床試験が順調に進行中である。RQ-4は、PPIとは異なる特徴を有するため、PPIでは充分な治療効果が得られない患者にとって新しい治療の選択肢となることが期待される。
同社は、先端科学技術を活用して、医療分野でニーズの高い疾患に対する新たな医薬品を生み出すことを目指す研究開発型の創薬企業である。独自に創出した新薬の開発化合物(低分子化合物医薬)を製薬会社等に対して導出(使用許諾契約によりライセンスアウト)することにより収益を得る。独創性の高い創薬分野において、探索研究から初期開発、導出までを一体化して進めるビジネスモデルにより効率化を図る点に特徴がある。
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