シュッピン Research Memo(6):アクティブ・シニア層が顧客層としてのプレゼンスを増すことに期待
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■増収シナリオの考察
(1)市場規模の潜在成長性
カメラについては、総務省の社会生活基本調査の結果をもとに、エントリー層を含めたターゲット層が男女合わせて約1,500万人存在し、メインターゲットとなる男性コアユーザーを312万人と同社では推計している。メインターゲットたる男性コアユーザーの定義は、趣味としての写真の撮影・プリントを月に2日〜3日以上行う男性、というものだ。
カメラとスマホの競合が言われて久しいが、シュッピン<3179>のメインターゲットとするミドル、ハイエンドカメラは、スマホとは全く競合しない領域なので、この点の懸念はない。リタイア後の趣味としてカメラを選択する人の割合は多い。旅行や登山を第一の趣味する人も、やはりカメラは重要だ。今後しばらくは、資金的に余裕があって活動的なアクティブ・シニア層が増加していくと予想される。ミドル・ハイエンドカメラについては、これらアクティブ・シニア層が顧客層としてのプレゼンスを増してきて追い風として機能してくれると期待される。
同社のWeb会員数(意味するところは同社での取引経験者数とほぼ同義)は現在約22万人だ。同社は中長期の会員目標を75万人とおいているが、現状の新規会員増加ペースが続いたとしても7年間3万人が新規会員となるレベルだ。したがって開拓余地は大きいといえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
(1)市場規模の潜在成長性
カメラについては、総務省の社会生活基本調査の結果をもとに、エントリー層を含めたターゲット層が男女合わせて約1,500万人存在し、メインターゲットとなる男性コアユーザーを312万人と同社では推計している。メインターゲットたる男性コアユーザーの定義は、趣味としての写真の撮影・プリントを月に2日〜3日以上行う男性、というものだ。
カメラとスマホの競合が言われて久しいが、シュッピン<3179>のメインターゲットとするミドル、ハイエンドカメラは、スマホとは全く競合しない領域なので、この点の懸念はない。リタイア後の趣味としてカメラを選択する人の割合は多い。旅行や登山を第一の趣味する人も、やはりカメラは重要だ。今後しばらくは、資金的に余裕があって活動的なアクティブ・シニア層が増加していくと予想される。ミドル・ハイエンドカメラについては、これらアクティブ・シニア層が顧客層としてのプレゼンスを増してきて追い風として機能してくれると期待される。
同社のWeb会員数(意味するところは同社での取引経験者数とほぼ同義)は現在約22万人だ。同社は中長期の会員目標を75万人とおいているが、現状の新規会員増加ペースが続いたとしても7年間3万人が新規会員となるレベルだ。したがって開拓余地は大きいといえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>