ヒマラヤ---第3四半期売上高6.3%増、健康志向やサッカーW杯、富士山文化遺産登録で関連商品好調
[14/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
スポーツ用品販売のヒマラヤ<7514>は27日、2014年8月期第3四半期(13年9月-14年5月)決算を発表。売上高は前年同期比6.3%増の520.43億円、営業利益が同26.6%減の13.06億円、経常利益が同26.1%減の13.74億円、四半期純利益が同37.2%減の5.49億円だった。
一般スポーツ用品は、秋口の天候不順や、2月の大雪の影響などを受けたが、引き続きランニングブームに代表される健康志向の高まりが継続しており、シューズを中心に関連商品群が好調。また、2014年サッカーワールドカップへ向けてサッカー市場が活性化していることなどから前年同期比5.8%増となった。
ゴルフ用品は、価格競争激化など厳しい環境にあるものの、増税前の駆込み需要を受けて新製品ゴルフクラブを中心に好調に推移し、同5.9%増に。スキー・スノーボード用品は、降雪に恵まれたシーズンとなったこと、ソチオリンピックでの日本人選手の活躍などが需要を喚起し、同6.4%となっている。また、アウトドア用品は、富士山の世界文化遺産登録による新規参入層の裾野が拡大するなか、タウンユース含めたウェア、雑貨のニーズが高く推移し、同14.7%増と好調だった。
なお、経営体質の強化を目的に人材活性化を図るため、子会社ビーアンドディーにおいて早期退職関連損失を1.02億円計上している。
同社は、一般スポーツやゴルフ用品の小売チェーンで業界4位である。中期経営ビジョン「売上高“スポーツ業界トップ3”へ」を達成するべく、関東以西の中小規模商圏をターゲットに積極展開中。
<FA>