ネクスト Research Memo(7):2014年3月期は売上高・利益ともに過去最高を更新
[14/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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■決算動向
(2)2014年3月期決算の概要
ネクスト<2120>の2014年3月期の業績は、売上高が前期比22.8%増の14,690百万円、営業利益が同44.5%増の2,299百万円、経常利益が同48.6%増の2,302百万円、当期純利益が同117.7%増の1,336百万円と大幅な増収増益となり、売上高、利益ともに過去最高を更新した。これは、期初会社予想との対比でも、売上高が112.6%、営業利益が174.0%とともに計画を大きく上回る着地となった。
主力の不動産情報サービス事業において、すべてのサービス区分で売上高が2ケタの伸びとなったことが増収に寄与した。総掲載物件数の拡大とともに、過去最大規模の広告費投入によるブランディングプロモーションやサイトリニューアルによるSEO効果で、訪問者数及び問合せ数が増加したことが業績を押し上げた。
また、利益面では、過去最大規模の広告宣伝費(前期比30.2%増)や人員増に伴う人件費(同15.5%増)などにより販管費が増加したものの、増収によりコスト吸収したことから営業利益率は前期の13.3%から15.7%に上昇した。また、予定していた新規サービス関連の費用が期ずれしたことや、その他事業における地域情報サイトの赤字幅改善や金融情報サイトの黒字転換も増益に貢献した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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