高木証券 Research Memo(2):対面営業に強みを有する中堅証券会社
[14/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)事業概要
高木証券<8625>は大阪市北区に本店を置く中堅証券会社である。店舗数は本店を含め13店舗を有し、そのうち、近畿が6店舗、関東が5店舗、中部(名古屋)が1店舗、九州(福岡)が1店舗となっている。個人取引を主体とした対面型の営業に定評があり、店舗を持たずに手数料の安さを売りとするネット証券とは一線を画している。特に、対面営業の強みを生かせる商品として、投資信託のコンサルティング営業に注力している。
証券会社の営業収益は、顧客の有価証券売買を仲介することによる「受入手数料」、自己勘定で有価証券を売買することによる「トレーディング損益」、有価証券運用や貸借取引による利息等による「金融収益」の大きく3つに分類されるが、一般的には「受入手数料」の構成比が高い。同社の場合も、「受入手数料」は営業収益の約76.5%を占めている(2014年3月期)。
さらに、「受入手数料」は、「委託手数料」「引受け・売出し等の手数料」「募集・売出し等の取扱手数料」「その他」の4つに分類されるが、同社の場合、株式の売買手数料を中心とする「委託手数料」と投資信託の販売手数料を中心とする「募集・売出し等の取扱手数料」の構成比が高い。なお、「その他」は、同社の場合、投資信託の信託報酬によるものである。
また、「受入手数料」の商品別内訳では、「株式」と「受益証券(投資信託)」の比率が高く、投資信託の構成比が高いところに同社の特徴が現われている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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