スター・マイカ---消費税増税後も堅調に増益を達成、中古マンションへの注目度は高い
[14/07/01]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
中古マンション事業を主力とするスター・マイカ<3230>は30日、2014年11月期第2四半期(13年12月-14年5月)決算を発表。売上高は前年同期比2.7%増の63.33億円、営業利益が16.7%増の10.30億円、経常利益が同23.1%増の7.41億円、四半期純利益が同29.3%増の4.44億円だった。
販売用不動産等の取得増加に伴い租税公課が増加したものの、着実に保有戸数の積上げが進んだことから賃料収入が増加。売上高、営業利益、経常利益及び四半期純利益は前年同四半期に比べ増加している。新築価格の高騰から、4月以降も中古マンションへの注目度は高く、最高益の更新に向けて堅調な推移となる。
セグメント業績では、中古マンション事業の売上高が前年同期比0.7%増の57.23億円、営業利益が同9.5%増の9.18億円。良好な市場環境のもとで付加価値の高い物件作りに注力したことにより、売却利益が増加。さらに、保有物件の増加に伴い安定的な賃貸利益を確保した。
インベストメント事業の売上高は同28.1%増の3.84億円、営業利益が同21.7%減の0.73億円。収益不動産への継続的な投資により保有不動産が増加し、賃料収入が増加。一方で減価償却費が増加している。アドバイザリー事業の売上高は同21.2%増の2.25億円、営業利益が同72.8%増の2.29億円だった。外部顧客に対する仲介手数料収入の増加により売上高及び営業利益が増加。また、営業利益は内部売上の影響もあり、前年同期に比べ大幅に増加した。
14年11月期通期については、売上高が前期比5.2%増の142.51億円、営業利益が同8.2%増の19.51億円、経常利益が同8.1%増の13.30億円、純利益が同7.8%増の8.02億円とする期初計画を据え置いている。通期計画に対する第2四半期営業利益の進捗率は52.7%となる。
同社は、主に1都3県のファミリータイプの中古マンションを買い取り、リノベーションを行ったうえで独自のアフター保証を付け、平均2,000万円台後半の手頃な価格帯で提供している。欧米に比べて普及の遅れている日本の中古マンション市場において、業界大手として市場全体の拡大を推進するリーディングカンパニーを目指している。
<FA>