EMシステムズ Research Memo(2):調剤薬局向けシステムと電子カルテシステムを軸に事業強化
[14/07/02]
提供元:株式会社フィスコ
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■会社概要
(1)沿革
EMシステムズ<4820>の前身は1980年に医療事務用オフコン販売を目的に設立されたエム.シイ.エス。1982年にメンテナンス会社エム.シイ.エス.サービスを立ち上げたことに加え、1984年にエプソン販売との合弁会社関西エプソンメディカルを立ち上げ、医療事務用オフコン販売を集約した。その後1989年に調剤薬局事業に進出して現在の事業ポートフォリオを形成し、1990年にはエプソンメディカルに商号変更した。
1997年にはジーニスコンサルタント買収で調剤薬局部門を手中にしたほか、システムのメンテナンス会社エム.シイ.エス.サービスと医療事務用オフコン販売会社エプソンメディカルを統合するなど事業基盤強化に努め、1998年に商号を現在のイーエムシステムズに変更した。
2000年に中国にソフトウェア開発子会社設立(持分100%)と、日本証券業協会に株式を店頭登録。2003年に東証二部上場を果たしたうえ、2005年にはスポーツジム・保育園等を現在運営している子会社のラソンテを設立(持分100%)した。
2005年には本社ビル及び不動産賃貸事業投資(総額13,000百万円)として新大阪駅近隣の用地を取得(約3,500百万円)し、この投資資金を公募増資で調達(約2,300百万円)。2008年には本社ビル竣工とともに不動産賃貸事業をスタートさせた。
2013年に開業医向け電子カルテシステムの開発と販売を手掛けるユニコン西日本を買収するなど、中長期的な事業戦略として調剤薬局向けシステムと並んで開業医向け電子カルテシステムを強化する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目俊一郎)
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