EMシステムズ Research Memo(9):新中計を公表、目標は売上高13,432百万円・経常益2,576百万円
[14/07/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■成長戦略
(1)中期経営計画
EMシステムズ<4820>は2017年3月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を公表した。この戦略は開業医向け電子カルテの拡大と、調剤薬局向けレセプトコンピュータの更なるシェアアップを進めながら、最終年度の2017年3月期に売上高で2014年3月期比2,063百万円増の13,432百万円、経常利益で同292百万円増の2,576百万円が目指されている。
基盤事業の調剤システムは、既存ユーザーのASP活用モデルへの自社リプレースが2015年3月期でほぼ完了することから、営業体制を他社リプレースに振り向けるほか、ASP活用モデルの長所でもある調剤店舗と本部機能の連携を前面に調剤薬局への進出が加速しているドラッグストアを取り込む方針である。
他方、医科システムは買収したユニコンと連携した営業体制を強化し、年間1,000〜1,300件の新規ユーザー獲得を目指すうえ、M&Aによる営業力の強化も選択肢の一つに掲げている。
また、長期的には国が掲げる「どこでもMY病院」構想の具現化に向け、EHR(Electronic Health Record)やPHR(Personal Health Record)の実証事業にも取り組む方針である。
これらを基に、中期経営計画初年度となる2015年3月期の会社予想は、売上高が前期比6.4%増の12,096百万円、経常利益は同3.7%減の2,200百万円が見込まれている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目俊一郎)
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