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ムゲンエステート<3299>は、中古マンション再生ビジネスを展開。不動産買取再販のほか、不動産賃貸、不動産内外装工事、不動産流通、不動産管理の各事業を主たる事業としている。

中核事業の不動産買取再販事業は、本店と横浜支店を営業拠点として、首都圏1都3県（東京、神奈川、埼玉、千葉）を中心に中古不動産（区分所有マンション・投資用不動産・戸建等）を買い取っている。買い取った中古不動産は、築年数、専有面積、間取り、立地及び管理状態等に応じたバリューアップ（内外装工事及び建物の管理状況の改善・経年劣化に伴う修繕工事・空室の賃貸・滞納賃料の解消等の実施による不動産投資利回りの向上）を子会社であるフジホームで施し、「再生不動産」として、主に一次取得者層（初めて住宅を取得する層）・個人投資家・中小企業等に販売している。

2014年12月期については、売上高が前期比20.2％増の250.31億円、営業利益が同15.9%増の26.13億円、経常利益が同15.1％増の22.71億円、純利益が同12.6％増の12.70億円を計画している。

なお、同社の属する不動産業界においては、東日本レインズによると、2014年第1四半期の首都圏1都3県（東京、神奈川、埼玉、千葉）における中古マンションの成約件数は9993件（前年同期比3.4％増）となり、10四半期連続で前年同期を上回っている。また、成約物件の1平米当たり単価は、前期比では6四半期連続で上昇しており、成約平均価格は前年同期比・前期比ともに上昇している。

このような市場環境のなか、同社は、主力事業である不動産売買事業における販売在庫の充実を図るために、一棟賃貸マンションや一棟アパート等の投資用不動産及び区分所有マンション等の居住用不動産の買取活動に重点を置いて、エリア毎の流動性を加味した買取活動と市場動向に沿った販売を推進した。賃貸その他事業においては、投資用不動産の買取活動に連動して、賃貸収入が増加したため、安定的な収益源として売上高及び利益の増加へ寄与している。



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