注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、東芝、富士重工業など
[14/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
シャープ<6753>:329円(前日比+6円)
しっかり。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、見直しの流れにつながっている。スマホ向けIGZOパネルがG8基板で予想以上に出荷されているほか、亀山第一工場をアップルから買い取る可能性もあり、中小型液晶事業は予想以上に好転しそうだと指摘。営業利益は15年3月期が1070億円、16年3月期が1250億円予想としている。
東芝<6502>:476円(同-7円)
さえない。米国ではサンディスクが決算を発表、その後の時間外取引では大幅安となっており、株価連動性の高い同社にも売りが優勢となっている。4-6月期の粗利益率が市場予想を下回ったほか、7-9月の売上高見通しも上限レンジがコンセンサスを下回る状況となっている。時間外では約9%の下落となったようだ。
富士重工業<7270>:2939円(同+11円)
小幅高。第1四半期営業利益は前年同期比15%増の800億円程度になり、4-6月期としては過去最高を更新したようだ。北米での販売好調がけん引役となっている。通期予想では営業増益率4%を想定していることで、計画を上回るスタートになっていると見られる。ただ、4-6月期の観測数値は市場コンセンサス通りの水準であり、サプライズは乏しい状況に。地合い改善は支援だが、高寄り後の上値は重くなっている。
ディスコ<6146>:7030円(同+180円)
4日続伸。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も6500円から11000円に引き上げている。後工程企業の1-3月期受注の拡大を想定、つれて、企業ガイダンスの第4四半期受注・売上高計画が上振れ、大幅な業績増額修正になるポテンシャルを秘めていると指摘している。今期営業利益は255億円、来期は300億円を予想。市場コンセンサスはそれぞれ、210億円、230億円レベルとなっている。
古野電気<6814>:817円(同+54円)
1月9日以来の年初来高値を更新している。直近では水戸証券が投資判断を新規に「A」としており、評価の高まりにもつながっているようだ。第1四半期決算発表時に上方修正された数値(通期営業利益は23億円→25億円)はさらなる上振れが期待できるとし、29億円を予想しているもよう。また、アジアの漁業向けや商船向けの伸長が確認できたほか、電子海図情報表示システム義務化のメリットなども期待できるとみているようだ。
エイティング<3785>:3155円(同+503円)
大幅続伸。新作ゲームアプリ「激突!ブレイク学園」のiOS版を、16日から配信開始したと発表したことが材料視されている。「激突!ブレイク学園」は、学園を舞台とした「激突青春アクションRPG」で、超個性的な生徒たちを操作して勝ち進んでいく爽快な引っ張りアクションゲームと。
比較.com<2477>:1160円(同+69円)
大幅続伸。15日に、複数の宿泊予約サイトを一元管理できる「手間いらず.NET」が、ヤフー<4689>が運営する大手宿泊予約サイト「Yahoo!トラベル」とのシステム連携を開始したと発表したことが引き続き材料視されている。システム連携により、「手間いらず.NET」を導入している宿泊施設は、「Yahoo! トラベル」を経由し、国内から多く集客することが可能になり、施設稼働率の向上と売上の増加を図れると。
UBIC<2158>:1104円(同+150円)
ストップ高。電子証拠開示支援システムに係る米国特許を取得したと発表したことが材料視されている。今回の特許に関する技術は、原告または被告に関連する複数の当事者の大量な電子データを保存し、その保存された電子データから、訴訟に関係する特定の人(カストディアン)のみに関連する文書ファイルが絞り込まれ整理された状態で、訴訟に関連する資料を容易に出力するものと。
アドウェイズ<2489>:1900円(同+20円)
買い先行。岩井コスモが投資判断「A」、目標株価2500円でカバレッジを開始したことが材料視されている。利益率の高いスマホ向け広告配信サービスの拡大などにより、中期的に高目の利益成長が続くと予想。また、現時点ではLINEの「フリーコイン」サービスが試験的に運用されているため収益規模は小さいが、本格的に提供されれば同社の業績に大きな影響を与える可能性が高いともコメントしている。
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