ハピネット Research Memo(5):映像音楽では仕入れ販売以外に自社製作や独占販売も強化
[14/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(b)映像音楽
DVD・CDなどの映像・音楽作品を仕入れて販売する部門で、中間流通業界でのシェアは約14%と推定され、トップクラスである。商品別の売上高構成比(2014年3月期)は、映像商品が約73.6%(うち卸商品が58.8%、自社製品が14.8%)、音楽商品が26.4%となっている。
同部門では単に一般的な作品の流通だけでなく、カンヌ国際映画祭、アメリカンフィルムマーケット等での直接買付け(独占販売権取得)も積極的に行っている。さらにハピネット<7552>は、自社での出資製作をする場合もあり、これらの自社製作作品は、劇場興行、DVD・ブルーレイ(パッケージ)、配信、TVなどへの番組配信も行っている。自社製作作品・独占販売作品の取扱いは、年間120本ほどになっている。
最近では特に製作出資や独占販売商品の販売を強化しており、代表的な作品としては、「のぼうの城」「私の男」「凶悪」「アメリカンハッスル」「人類資金」「クローズEXPLODE」などがある。同部門は、自社製作の作品がヒットすれば利益率が大きく向上するが、反対に損失を出す可能性もある。将来の収益拡大のために、自社製作は続けていく方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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