ナガイレーベン Research Memo(1):足元は本業の好調続く、通期業績は上振れの可能性も
[14/07/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナガイレーベン<7447>は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーである。6月27日に発表した2014年8月期第3四半期の連結業績(累計)は、売上高が前年同期比5.2%増の13,083百万円、営業利益が同3.4%増の4,140百万円、経常利益が同8.5%減の4,241百万円、四半期純利益が同5.7%減の2,694百万円だった。主力のヘルスケアウェアが高機能新商品群の好調などによって順調に拡大し、第3四半期累計期間としては5期連続して過去最高の売上高・営業利益を達成した。
2014年8月期の通期業績は、売上高が前期比2.4%増の16,000百万円、営業利益が同0.1%増の4,880百万円、経常利益が同9.1%減の4,923百万円、当期純利益が同2.8%減の3,030百万円を予想しており、期初計画を据え置いている。本業のもうけを示す営業利益は、第3四半期までの業績が好調だったことから上方修正の余地が残る。一方、経常利益は減益予想だが、これは前期の特殊要因(為替差益)がはく落するとの前提で、期末の為替水準によっては減益幅が縮小する可能性もある。
中期経営計画では、数値目標として2016年8月期に売上高16,800百万円、営業利益5,100百万円の達成を掲げている。足元の業績が好調なことから、この中期目標(営業利益)は今期中にも達成される可能性がある。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、利益率の向上を図る考えだ。このほか、株主還元にも前向きで、単体ベースでの配当性向50%を宣言しており、自己株式の取得も機敏に行っている。
★Check Point
・製販一貫体制を強みに業界トップの地位を維持
・第3四半期は増収・営業増益、高機能性商品が順調に拡大
・開拓余地の残るアイテムや地域でシェア拡大に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2014年8月期の通期業績は、売上高が前期比2.4%増の16,000百万円、営業利益が同0.1%増の4,880百万円、経常利益が同9.1%減の4,923百万円、当期純利益が同2.8%減の3,030百万円を予想しており、期初計画を据え置いている。本業のもうけを示す営業利益は、第3四半期までの業績が好調だったことから上方修正の余地が残る。一方、経常利益は減益予想だが、これは前期の特殊要因(為替差益)がはく落するとの前提で、期末の為替水準によっては減益幅が縮小する可能性もある。
中期経営計画では、数値目標として2016年8月期に売上高16,800百万円、営業利益5,100百万円の達成を掲げている。足元の業績が好調なことから、この中期目標(営業利益)は今期中にも達成される可能性がある。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、利益率の向上を図る考えだ。このほか、株主還元にも前向きで、単体ベースでの配当性向50%を宣言しており、自己株式の取得も機敏に行っている。
★Check Point
・製販一貫体制を強みに業界トップの地位を維持
・第3四半期は増収・営業増益、高機能性商品が順調に拡大
・開拓余地の残るアイテムや地域でシェア拡大に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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