鴻池運輸 Research Memo(9):アジアを中心にグローバル展開加速、引き続きM&Aも活用
[14/07/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期成長戦略の概況と展望
(3)グローバル展開の加速
アジアにおいては、メコン・ベンガル地域を重点的に拡大、強化していく方針だ。医療関連の合弁会社を設立したインドでは、ホスピタル・ロジスティクスの展開に取り組む。さらに米国東部、メキシコへ進出していく。またTPP(環太平洋経済連携協定)については、交渉の先行きは不透明だが、合意・発効されれば輸出入商品の取扱量が増える可能性が高く、鴻池運輸<9025>にはビジネスチャンスとなりそうだ。
(4)M&A、事業提携の検討
2013年11月に桑原及び水岩グループと業務提携をしたのに加え、2014年4月にはベトナムでの定温物流事業の拡大を目的としてAnpha-AG Joint Stock Companyの全株式取得に関する株式譲渡契約を締結。また、2014年5月には九州地区の医療物流で実績のある九州産交運輸の全株式を取得した。その他にも、機会があれば業務提携やM&Aを積極的に行うと宣言している。案件次第なので、いつ実行できるかは不明だが、その姿勢は評価できるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<FA>
(3)グローバル展開の加速
アジアにおいては、メコン・ベンガル地域を重点的に拡大、強化していく方針だ。医療関連の合弁会社を設立したインドでは、ホスピタル・ロジスティクスの展開に取り組む。さらに米国東部、メキシコへ進出していく。またTPP(環太平洋経済連携協定)については、交渉の先行きは不透明だが、合意・発効されれば輸出入商品の取扱量が増える可能性が高く、鴻池運輸<9025>にはビジネスチャンスとなりそうだ。
(4)M&A、事業提携の検討
2013年11月に桑原及び水岩グループと業務提携をしたのに加え、2014年4月にはベトナムでの定温物流事業の拡大を目的としてAnpha-AG Joint Stock Companyの全株式取得に関する株式譲渡契約を締結。また、2014年5月には九州地区の医療物流で実績のある九州産交運輸の全株式を取得した。その他にも、機会があれば業務提携やM&Aを積極的に行うと宣言している。案件次第なので、いつ実行できるかは不明だが、その姿勢は評価できるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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