VTホールディングス Research Memo(7):2015年3月期は増収増益見込みも、保守的な計画か
[14/07/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(2)2015年3月期の通期業績予想
VTホールディングス<7593>は2015年3月期の通期業績を下表のとおり、売上高135,000百万円(前期比1.7%増)、営業利益10,300百万円(同2.2%増)、経常利益10,100百万円(同1.2%増)、当期純利益5,400百万円(同5.3%増)と予想している。ただし、かなり控えめな前提での予想であり、各部門の状況によっては上方修正される可能性もあると弊社では見ている。
新車部門については、消費税増税前の駆け込み需要の反動が予想されるが、4月1日付で子会社化した日産サティオ奈良(売上高約3,500百万円)の影響もあり、販売台数33,301台(前期比6.0%増)、売上高65,229百万円(同2.6%増)を予想している。その一方で中古車部門については、販売台数は49,020台(同2.6%増)を計画しているが、単価が下がることが予想されることから売上高は33,098百万円(同5.5%減)を見込んでいる。
サービス部門は売上高27,544百万円(同5.0%増)と高い伸びを予想している。新車部門同様に日産サティオ奈良が寄与する見込み。また、レンタカー部門も新店舗の寄与などにより売上高5,852百万円(同5.5%増)を計画している。住宅部門は消費税増税前の駆け込み需要の一部が今期に売上計上されるため、売上高は3,134百万円(同46.0%増)を見込んでいる。
売上総利益率は21.7%(前期21.3%)へ改善を見込むが、販売管理費は新規子会社分の上乗せなどもあり19,010百万円(前期比4.5%増)、対売上高比率14.1%(前期13.7%)を計画している。この結果、営業利益率は前期並みの7.6%を計画している。
なお、同社は5月27日、東証2部上場で分譲マンションの企画・販売を手掛けるエムジーホームを8月1日付で連結子会社化すると発表した。エムジーホームの2014年3月期業績は、売上高が3,076百万円、営業利益180百万円となっている。同社は2015年3月期業績に与える影響を精査中としているが、期初の業績予想においてM&A分は一切考慮していないことから、計画上振れ要因となりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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(2)2015年3月期の通期業績予想
VTホールディングス<7593>は2015年3月期の通期業績を下表のとおり、売上高135,000百万円(前期比1.7%増)、営業利益10,300百万円(同2.2%増)、経常利益10,100百万円(同1.2%増)、当期純利益5,400百万円(同5.3%増)と予想している。ただし、かなり控えめな前提での予想であり、各部門の状況によっては上方修正される可能性もあると弊社では見ている。
新車部門については、消費税増税前の駆け込み需要の反動が予想されるが、4月1日付で子会社化した日産サティオ奈良(売上高約3,500百万円)の影響もあり、販売台数33,301台(前期比6.0%増)、売上高65,229百万円(同2.6%増)を予想している。その一方で中古車部門については、販売台数は49,020台(同2.6%増)を計画しているが、単価が下がることが予想されることから売上高は33,098百万円(同5.5%減)を見込んでいる。
サービス部門は売上高27,544百万円(同5.0%増)と高い伸びを予想している。新車部門同様に日産サティオ奈良が寄与する見込み。また、レンタカー部門も新店舗の寄与などにより売上高5,852百万円(同5.5%増)を計画している。住宅部門は消費税増税前の駆け込み需要の一部が今期に売上計上されるため、売上高は3,134百万円(同46.0%増)を見込んでいる。
売上総利益率は21.7%(前期21.3%)へ改善を見込むが、販売管理費は新規子会社分の上乗せなどもあり19,010百万円(前期比4.5%増)、対売上高比率14.1%(前期13.7%)を計画している。この結果、営業利益率は前期並みの7.6%を計画している。
なお、同社は5月27日、東証2部上場で分譲マンションの企画・販売を手掛けるエムジーホームを8月1日付で連結子会社化すると発表した。エムジーホームの2014年3月期業績は、売上高が3,076百万円、営業利益180百万円となっている。同社は2015年3月期業績に与える影響を精査中としているが、期初の業績予想においてM&A分は一切考慮していないことから、計画上振れ要因となりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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