システム ディ Research Memo(14):従来計画を据え置いた14/10期の会社予想には業績上振れの可能性も
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■財務分析と業績動向
(3)2014年10月期の業績見通し
2014年10月期通期の業績見通しは、売上高2,410百万円(前期比11.0%増)、営業利益163百万円(同15.3%)、経常利益150百万円(同13.4%増)、当期利益143百万円(同8.1%増)と、従来予想を据え置いた。
予想据え置きの要因として、学園ソリューション事業で下期に計上を予定していた大型案件を上期に前倒しで計上したことと、公教育事業の入札案件の成否について慎重に見ていることとしている。
システム ディ<3804>の収益構造が上期と下期で大きな季節差があって、下期には上期比で大きく低下する要素を織り込んだとしても、現状の会社予想は控え目過ぎると弊社では考えており、最終的には同社の予想値を上回って着地する可能性が高いとみている。上振れ要因とみている分野は公教育の分野である。入札案件は予断を許さないとしても、市町村向けの随意契約案件では収益を伸ばせると期待している。
その他の各事業の見通しや事業環境は前述のとおりで、今下期は今中計期間全体にわたる「収穫期」のごく初期のステージだと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>