システム ディ Research Memo(15):今中計での業績目標達成が見えてくれば増配等への期待感も高まる
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元
株主還元は配当によることを基本とし、将来の事業展開と経営体質強化のための内部留保確保と安定配当を両立させることを方針としている。公約配当性向などは策定していないが、大まかなイメージとしては利益の約30%を株主に還元する、という目安を持っているようだ。
システム ディ<3804>の過去の配当水準は1株当たり10円であったが、2009年9月期(当時)に同3円に引き下げて以来、その水準が続いている。その間に同社は、新製品開発や事業領域の拡大に積極的に投資を行ってきており、株主還元よりも成長投資を優先させたということだ。
そうした施策は着実に実を結んでおり、今中計における業績目標達成が見えてくれば、過去の成長投資に対する株主の協力への還元ということで、増配等への期待も高まってくると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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