ネットプライスドットコム Research Memo(3):バリューサイクル部門は販売マーケットプレイス増加で売上拡大へ
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
○バリューサイクル部門
ネットプライスドットコム<3328>が子会社「(株)デファクトスタンダード」で運営するインターネットを介したブランド品の中古買取販売事業で、ネットを活用した買取販売実績では業界トップとなっており、累計利用者数は2014年6月時点で80万人を突破している。
事業の流れとしては、インターネット上の運営サイト「Brandear(ブランディア)」を通じ、宅配業者を使って商品を買い取り、ネットオークションサイト等のチャネルを通じて販売する格好となる。買取チャネルは自社サイトだけでなく、ヤマダ電機<9831>の「ヤマダ買取」やヤフー<4689>の「Yahoo!買取」、各生協の関連サイトなど他社との提携により複数のチャネルを確保することで、買取件数の拡大を進める戦略をとっている。
取扱品目は、洋服からバック、貴金属、携帯電話に至るまで多岐にわたっており、約6,000ブランドを取り扱っている。こうした多岐にわたる商品を、迅速かつ適正な査定価格で買い取るシステムを同社では独自開発しており、買い取り・査定能力における強みとしている。
一方、販売面においても、販売チャネルとして「ヤフオク!」や「楽天オークション」など国内のオークションサイトだけでなく、「eBay」など海外オークションサイト、あるいは自社のオークションサイトなど複数の販売チャネルに同時出品している。また、楽天市場(中古市場)にて、定額で販売をする「ブランディア 楽天市場店」の運営も5月より開始した。ヤフオク!にて「年間ベストストア」を5年連続で獲得している実績を活かし、販売マーケットプレイスを増加させることにより更なる売上拡大を狙っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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