ネットプライスドットコム Research Memo(5):クロスボーダー部門では「Buyee」を通じた流通額が拡大
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
○クロスボーダー部門
ネットプライスドットコム<3328>が子会社「(株)転送コム」で運営する海外居住者向けの商品発送代行及び代理購入サービス事業と、子会社「(株)ショップエアライン」で運営するグローバルショッピングサイト「sekaimon(セカイモン)」の事業で構成されている。いずれの事業も取扱手数料を売上高として計上しているのが特徴となっている。
転送コムが展開する商品発送代行事業とは、海外在住の外国人や日本人(海外駐在員、留学生など)が、日本国内のECサイトで商品を購入する際に、当該ECサイトが海外への発送サービスを行っていない場合に、転送コムが代わりに商品をユーザーに発送(転送)するサービスである。転送手数料として490〜3,980円(重量に応じて変動)を徴収するビジネスモデルとなっている。また、日本の通販商品やオークションの代理入札・代理購入サイトとなる「Buyee(バイイー)」の運営も行っている。「Buyee」では支払方法として、PayPal以外にクレジットカードの利用も可能なため、最近は「Buyee」を通じた流通額が拡大している。「Buyee」での手数料は商品代金の10%となっている。
現在、発送可能地域として世界84の国と地域に対応しており、ECサイトでの購入商品の海外発送取扱件数では業界No.1となっている。商品の配送業務に関しては、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)を主に利用している。
一方、ショップエアラインが運営する「sekaimon」は、世界最大のオークションサイトであるeBayの公認日本語対応オークションサイトである。現在、「sekaimon」では米国、英国、ドイツ、オーストリアの4ヶ国で出品される商品を取り扱っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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