ダイコク電機 Research Memo(8):15/3期は売上を堅実に見積もるなかで事業改革への投資を継続へ
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(3)2015年3月期の業績予想
ダイコク電機<6430>の2015年3月期の業績予想は、連結ベースの売上高が前期比3.4%減の55,000百万円、営業利益が43.8%減の3,000百万円、経常利益が同45.2%減の3,000百万円、当期純利益が同39.0%減の2,000百万円となっている。
パチンコ・パチスロ市場の規模はほぼ横ばいで推移すると予想されることから、情報システム事業のホール周辺機器の売上見通しを前期に発売し大ヒットとなった「BiGMO PREMIUM」の新製品効果が薄れることを考慮し、前期実績よりも下げ、堅実に見積もっている。営業利益の減少は、販管費が前期比12.3%増の15,000百万円となることが要因である。販管費の増加要因は、2014年3月期と同じで、研究開発費、パチスロ機の拡販のための販売促進費及び業務委託費の増加である。特に研究開発費は前期比28.6%増の4,700百万円となる。伸びの最大の要因となる次世代ホールコンピュータの投資は、今期がピークになるとみられる。
セグメント別の業績予想は以下のとおりである。
○情報システム事業
情報システム事業の業績は、売上高が前期比8.5%減の33,000百万円、セグメント利益が同29.4%減の4,300百万円を見込んでいる。
ホールコンピュータの販売は前期とほぼ同じ200台を見込むが、ホール周辺機器は販売の減少を見込んでいる。呼び出しランプは3機種合計で前期比9.5%減の180,000台を見込む。「BiGMO PREMIUM」が24.9%増の60,000台を目指すため、反動で他の機種が減少すると見ている。CRユニットは9.4%減の70,000台、顔認証システムは38.4%減の9,500台の販売を見込んでいる。研究開発費は前期比53.7%増の2,500百万円を投じる計画となっている。
○制御システム事業
制御システム事業の業績は、売上高が前期比5.3%増の22,000百万円、セグメント利益が同55.6%減の500百万円を見込んでいる。
パチンコ機の表示ユニットは前期比4機種減の14機種を供給するが、供給機種の絞り込みによってヒット機種への供給比率を高めることで、売上高は前期比2.2%増の10,300百万円を見込む。また、売上高の増加という面では、パチスロ機の新機種投入も貢献する。
一方、研究開発費とパチスロ拡販のための販促費及び業務委託費は増加し、営業利益を減少させる。特に研究開発費は前期比8.5%増の2,200百万円となる。研究開発費はパチスロ機の開発に主に投じられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
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(3)2015年3月期の業績予想
ダイコク電機<6430>の2015年3月期の業績予想は、連結ベースの売上高が前期比3.4%減の55,000百万円、営業利益が43.8%減の3,000百万円、経常利益が同45.2%減の3,000百万円、当期純利益が同39.0%減の2,000百万円となっている。
パチンコ・パチスロ市場の規模はほぼ横ばいで推移すると予想されることから、情報システム事業のホール周辺機器の売上見通しを前期に発売し大ヒットとなった「BiGMO PREMIUM」の新製品効果が薄れることを考慮し、前期実績よりも下げ、堅実に見積もっている。営業利益の減少は、販管費が前期比12.3%増の15,000百万円となることが要因である。販管費の増加要因は、2014年3月期と同じで、研究開発費、パチスロ機の拡販のための販売促進費及び業務委託費の増加である。特に研究開発費は前期比28.6%増の4,700百万円となる。伸びの最大の要因となる次世代ホールコンピュータの投資は、今期がピークになるとみられる。
セグメント別の業績予想は以下のとおりである。
○情報システム事業
情報システム事業の業績は、売上高が前期比8.5%減の33,000百万円、セグメント利益が同29.4%減の4,300百万円を見込んでいる。
ホールコンピュータの販売は前期とほぼ同じ200台を見込むが、ホール周辺機器は販売の減少を見込んでいる。呼び出しランプは3機種合計で前期比9.5%減の180,000台を見込む。「BiGMO PREMIUM」が24.9%増の60,000台を目指すため、反動で他の機種が減少すると見ている。CRユニットは9.4%減の70,000台、顔認証システムは38.4%減の9,500台の販売を見込んでいる。研究開発費は前期比53.7%増の2,500百万円を投じる計画となっている。
○制御システム事業
制御システム事業の業績は、売上高が前期比5.3%増の22,000百万円、セグメント利益が同55.6%減の500百万円を見込んでいる。
パチンコ機の表示ユニットは前期比4機種減の14機種を供給するが、供給機種の絞り込みによってヒット機種への供給比率を高めることで、売上高は前期比2.2%増の10,300百万円を見込む。また、売上高の増加という面では、パチスロ機の新機種投入も貢献する。
一方、研究開発費とパチスロ拡販のための販促費及び業務委託費は増加し、営業利益を減少させる。特に研究開発費は前期比8.5%増の2,200百万円となる。研究開発費はパチスロ機の開発に主に投じられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
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