ラクオリア創薬 Research Memo(13):研究開発拠点の移転で事業費用の削減を進める
[14/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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■中期経営計画と業績見通し
(3)費用計画の詳細
ラクオリア創薬<4579>は事業費用についても、十分な研究開発体制を維持しつつ、中計期間中に低減させる計画を策定している。2013年12月期は事業費用として2,366百万円を要したが、2016年12月期にはこれを29%減の1,686百万円まで削減する計画である。
事業費用の項目別内訳を見ると、削減の主たる対象は施設関連費で、2013年12月期実績から2016年12月期までに535百万円が削減される計画だ。大きな要因は、同社が名古屋大学と行っている産学協同研究部門の設置とそれに伴う研究開発拠点の移転によるものである。すなわち、ファイザーから賃借していた研究所を出て名古屋大学のキャンパス内に研究開発拠点を移転した結果、施設費の削減も可能となったということである。
同社は2014年4月から順次移転を進めており、本社機能も名古屋駅前の交通至便な地に移転させた。また、それ以外の費用項目も、2014年12月期中間決算の時点では、計画どおりに推移している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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