ネクスト Research Memo(5):空き家拡大による物件広告ニーズの高まりが追い風に
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業界構造
ネクスト<2120>の「HOME'S」の他に国内で不動産情報サービスを展開する類似サイトには、リクルート住まいカンパニーの運営する「SUUMO」や、「YAHOO!不動産」、「CHINTAI」、「at home」などがあるが、フジサンケイビジネスアイの調査(2014年3月31日)では、総掲載物件数で「HOME'S」が圧倒的にNo.1の地位にある。
総務省によれば、空き家数及び空き家率は年々拡大傾向にあり、これに伴い物件広告ニーズの高まりも今後期待される。同社では、流通している空き家物件数はおおむね500〜550万件と推定、創業の想いである日本中のすべての情報物件を網羅することを目標としている。仮に総掲載物件数が飽和状態に達したとしても、利用者からの問合せが増えれば業績が伸びる収益モデルのため、すべての物件をカバーすることで集客力を高めるメリットの方が大きい。また、総掲載物件数及び集客力で優位に立つサイトがますますメディアとしての価値を高めていくネットワーク外部性の働きで、今後さらに寡占化が進む可能性があり、他社のシェアを取り込むことで成長する余地も考えられる。
なお、同社のように問合せ数に応じて課金する収益モデルを導入している相当規模の同業他社はない。問合せ課金は予測することが難しいうえ、業績の変動を大きくする可能性が高いため、固定費を多く抱える大手には導入し難い体系であると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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ネクスト<2120>の「HOME'S」の他に国内で不動産情報サービスを展開する類似サイトには、リクルート住まいカンパニーの運営する「SUUMO」や、「YAHOO!不動産」、「CHINTAI」、「at home」などがあるが、フジサンケイビジネスアイの調査(2014年3月31日)では、総掲載物件数で「HOME'S」が圧倒的にNo.1の地位にある。
総務省によれば、空き家数及び空き家率は年々拡大傾向にあり、これに伴い物件広告ニーズの高まりも今後期待される。同社では、流通している空き家物件数はおおむね500〜550万件と推定、創業の想いである日本中のすべての情報物件を網羅することを目標としている。仮に総掲載物件数が飽和状態に達したとしても、利用者からの問合せが増えれば業績が伸びる収益モデルのため、すべての物件をカバーすることで集客力を高めるメリットの方が大きい。また、総掲載物件数及び集客力で優位に立つサイトがますますメディアとしての価値を高めていくネットワーク外部性の働きで、今後さらに寡占化が進む可能性があり、他社のシェアを取り込むことで成長する余地も考えられる。
なお、同社のように問合せ数に応じて課金する収益モデルを導入している相当規模の同業他社はない。問合せ課金は予測することが難しいうえ、業績の変動を大きくする可能性が高いため、固定費を多く抱える大手には導入し難い体系であると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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