ネクスト Research Memo(6):料金体系見直しによる総掲載物件数の増加で業績は新たな成長ステージに
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)過去の業績推移
ネクスト<2120>の過去の業績で売上高をけん引しているのは「賃貸・不動産売買」部門で、2010年3月期までは加盟店数及び加盟店単価に連動して順調に業績を拡大してきた。2011年3月期から2012年3月期にかけては業績が一時的に落ち込んでいるが、これは料金体系の見直しの影響による。問合せ数が同社の想定を下回ったことや、問合せ課金という業界初の試みに困惑した加盟店の一時的な退会があったことから、加盟店数や加盟店単価が減少した。しかし、総掲載物件数は飛躍的に伸び、2013年3月期からはブランディングプロモーションやサイトリニューアルによるSEO対策を効果的に仕掛けたことで、認知度や集客力の向上とともに加盟店数も順調に増え始め、業績は新たな成長ステージに入ったと見られる。
また、営業利益率は、課金形式の見直しによる減収や、本社移転によるコスト増加、積極的な広告宣伝費への先行投資などで2012年3月期に低下したものの、前述した4P戦略の効果により、2013年3月期には売上高拡大でコストを吸収し、収益性も高い水準に戻りつつある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
(1)過去の業績推移
ネクスト<2120>の過去の業績で売上高をけん引しているのは「賃貸・不動産売買」部門で、2010年3月期までは加盟店数及び加盟店単価に連動して順調に業績を拡大してきた。2011年3月期から2012年3月期にかけては業績が一時的に落ち込んでいるが、これは料金体系の見直しの影響による。問合せ数が同社の想定を下回ったことや、問合せ課金という業界初の試みに困惑した加盟店の一時的な退会があったことから、加盟店数や加盟店単価が減少した。しかし、総掲載物件数は飛躍的に伸び、2013年3月期からはブランディングプロモーションやサイトリニューアルによるSEO対策を効果的に仕掛けたことで、認知度や集客力の向上とともに加盟店数も順調に増え始め、業績は新たな成長ステージに入ったと見られる。
また、営業利益率は、課金形式の見直しによる減収や、本社移転によるコスト増加、積極的な広告宣伝費への先行投資などで2012年3月期に低下したものの、前述した4P戦略の効果により、2013年3月期には売上高拡大でコストを吸収し、収益性も高い水準に戻りつつある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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