ネクスト Research Memo(8):通期業績は増収増益予想で期初から変更なし
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■決算動向
(3)2015年3月期の業績予想
ネクスト<2120>は2015年3月期の業績予想について、売上高が前期比17.4%増の17,240百万円、営業利益が同1.2%増の2,328百万円、経常利益が同0.9%増の2,322百万円、当期純利益が同3.7%増の1,386百万円と、増収増益を見込んでいる。期初時点の予想から変更はない。
サービス別売上高では、不動産情報サービス事業が好調を持続する見通しで、特に主力の「賃貸・不動産売買」が増収に寄与する想定となっている。一方、「新築分譲」及び「注文住宅・リフォーム」では、消費税増税の影響が懸念されることから伸び率はやや鈍化すると見ている。また、「不動産事業者向け」の伸びは、賃貸事業者向けCRMサービスや不動産デベロッパー向け業務支援サービスの拡販によるものである。その他事業では、2014年4月より開始した家具・インテリアECサイト「HOME'S Style Market」の売上寄与を見込んでいる。
利益面では、家具・インテリアECサイトの仕入れなどによる原価率の上昇に加えて、デジタルマーケティングの強化、新規サービスの開始や加盟店の新規開拓(営業代行の活用)などの先行投資や前期の期ずれにより、営業利益率は若干低下する見込みとなっている。また、広告宣伝費は引き続き売上高の30%程度を計画しているが、圧倒的なユーザーシェアを獲得する方針の下、期初から積極的に投資をしている。同社は、2015年3月期を長期的な成長に向けた投資の時期と位置付けており、営業利益率は一旦低下するものの、中長期の目標である営業利益率25%に向けて徐々に上昇させていく計画である。
なお、同社は業績予想の開示方針について、これまでの保守的な予想から中立的な予想へ変更することを発表している。同社の場合、予測の難しい問合せ課金が収益の柱であることを考慮し売上高の予想を保守的に行っていたが、予測の精度が上がってきたことから売上高の予想をより合理性の高いものへ変更することとした。また、今後は新規投資の寄与も予想に織り込んでいくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
(3)2015年3月期の業績予想
ネクスト<2120>は2015年3月期の業績予想について、売上高が前期比17.4%増の17,240百万円、営業利益が同1.2%増の2,328百万円、経常利益が同0.9%増の2,322百万円、当期純利益が同3.7%増の1,386百万円と、増収増益を見込んでいる。期初時点の予想から変更はない。
サービス別売上高では、不動産情報サービス事業が好調を持続する見通しで、特に主力の「賃貸・不動産売買」が増収に寄与する想定となっている。一方、「新築分譲」及び「注文住宅・リフォーム」では、消費税増税の影響が懸念されることから伸び率はやや鈍化すると見ている。また、「不動産事業者向け」の伸びは、賃貸事業者向けCRMサービスや不動産デベロッパー向け業務支援サービスの拡販によるものである。その他事業では、2014年4月より開始した家具・インテリアECサイト「HOME'S Style Market」の売上寄与を見込んでいる。
利益面では、家具・インテリアECサイトの仕入れなどによる原価率の上昇に加えて、デジタルマーケティングの強化、新規サービスの開始や加盟店の新規開拓(営業代行の活用)などの先行投資や前期の期ずれにより、営業利益率は若干低下する見込みとなっている。また、広告宣伝費は引き続き売上高の30%程度を計画しているが、圧倒的なユーザーシェアを獲得する方針の下、期初から積極的に投資をしている。同社は、2015年3月期を長期的な成長に向けた投資の時期と位置付けており、営業利益率は一旦低下するものの、中長期の目標である営業利益率25%に向けて徐々に上昇させていく計画である。
なお、同社は業績予想の開示方針について、これまでの保守的な予想から中立的な予想へ変更することを発表している。同社の場合、予測の難しい問合せ課金が収益の柱であることを考慮し売上高の予想を保守的に行っていたが、予測の精度が上がってきたことから売上高の予想をより合理性の高いものへ変更することとした。また、今後は新規投資の寄与も予想に織り込んでいくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>