アバント Research Memo(2):大手監査法人経由での契約からSIerとの代理店契約へと販売チャネルを拡大
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)会社沿革
会社の創業は1997年で、現代表取締役社長である森川徹治(もりかわてつじ)氏が「連結会計」に絞ったソフトウェアの開発・販売・支援事業を目的としたディーバ(2013年10月に持株会社制移行とともにアバントに社名変更)を設立したことに始まる。アバント<3836>の主力パッケージ・ソフトウェアである「DivaSystem」は、「制度連結」による決算業務の処理を効率化するだけでなく、様々な経営データ(売上や費用などの詳細分析など)を経営の意思決定に役立てるための「管理連結」にも対応しているのが特徴となっている。
契約企業数が100社程度に達するまでは大手監査法人経由での契約が中心であったものの、その後はNTTデータ<9613>や日立システムズなど複数のSIer(システムインテグレーター)と代理店契約を結び、販売チャネル網を拡大しながら契約数を着実に伸ばして来ている。その結果、「DivaSystem」の契約企業数は2014年6月末時点で累計829社まで拡大している。
また、2008年以降はグループ展開やM&Aへの取り組みも活発化させている。2008年には米国に研究開発を目的とした子会社を設立したほか、2009年には企業の開示情報、会計関連法令などの情報検索システムを手掛ける(株)インターネットディスクロージャーを100%子会社化、2011年には連結会計システムだけでなく、個別会計システムやERPなど他社の商材なども含めて販売展開する子会社、(株)ディーバ・ビジネス・イノベーションを100%出資で設立した。さらに、2012年にはBI分野のソリューションサービスを展開するジールを事業承継によって子会社化した。ジールは、主要な大手海外ベンダーのBIツールを「管理連結会計・経営」やビッグデータに関連する市場向けに導入支援を行うSIerである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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