注目銘柄ダイジェスト(前場):三井不動産、JUKI、ミクシィなど
[14/09/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
三井不動産<8801>:3305円(前日比-56.5円)
売り優勢。不動産セクターは業種別下落率上位と、本日もさえない展開となっている。前日には8月の首都圏マンション発売が発表されているが、発売戸数は前年比49.1%減の2110戸となり、7カ月連続での前年割れとなった。また、首都圏のマンション契約率は69.6%となり、好不調の分かれ目とされる70%を19カ月ぶりに下回っている。
JUKI<6440>:354円(同+21円)
年初来高値更新。栃木工場で業務用の高機能ミシンを2倍増産すると報じられている。2016年度までにミシン事業の売上高を13年度比2割増の836億円にまで引き上げる計画と。個人投資家の関心が高まりやすい銘柄でもあり、積極投資による業容拡大を期待する流れが強まりやすいとみられる。また、蛇の目が寄り付きから急伸していることも相乗効果につながる形へ。
リズム時計工業<7769>:170円(同+9円)
急伸。前日に発表した自己株式の消却が買い材料視されている。発行済み株式数の11.35%に当たる1500万株を消却する。大規模な株式消却となり、株主還元策の一環として評価が高まる状況のようだ。株価水準の値頃感の強さなども背景に、短期資金の関心も高まりやすくなっている。
富士紡HD<3104>:317円(同+17円)
大幅続伸。いちよしではレーティングを新規に「A」、目標株価を400円としている。収益の柱である研磨材事業が再拡大期に入り、中期的にも収益拡大を牽引すると予想しているようだ。研磨材事業については、半導体の高集積化進展でCMP用途の拡大が見込めるほか、一般工業製品用途にも拡大ポテンシャルが期待されると。今期営業利益は会社計画35億円に対して43億円を予想している。
ファンコミ<2461>:1299円(同+51円)
大幅続伸。前日に発表した8月の月次動向がプラス材料視されている。増収率は3月が63.6%増、4月が57.2%、5月が48.6%増、6月が41.8%増、7月が27.7%増と、月を追うごとに増収率が低下していたが、8月は29.3%とモメンタムが回復しており、当面の安心感にもつながる状況のようだ。引き続き、モバイル向け広告の伸びが高くなっている。
日医工<4541>:1691円(同+39円)
年初来高値更新。東海東京では投資判断を「2」から「1」に格上げしている。医療費の抑制策強化のなかでも収益環境は概ね良好。M&Aに前向きなどジェネリック専業メーカーのなかでは積極的な経営展開、業界の本格再編のなかで活躍余地は一段と拡大するとみているようだ。タイなど海外展開も加速する見込みと。目標株価は2100円としている。
総医研<2385>:389円(同+80円)
大幅続伸でストップ高。12日に、トランスアジア社との資本業務提携を発表したことが、引き続き材料視されている。今回の提携により、化粧品事業、健康補助食品事業のアジア市場での事業展開を両社が緊密に協力して推進する。なお、トランスアジア社は、10月からアリババ・グループが提供する個人消費者向けオンラインショッピングサービス「天猫(Tモール)」内の国際サービスにおいて、化粧品や健康補助食品のECショップをオープンすると。
アドアーズ<4712>:151円(同+6円)
買い優勢。韓国JBアミューズメント社が実施する第三者割当増資を引き受けると発表したことが好材料視されている。同時に、同社とJBAは韓国「マジェスターカジノ」におけるカジノ研修を通じて、同社従業員へのカジノ事業に関する情報やノウハウの提供を行うなど、JBAグループとの協力関係を構築する方針で、カジノ事業の強化が評価されている。
ユビキタス<3858>:1679円(同+300円)
急伸。ソフトバンク・テクノロジー<4726>子会社のミラクル・リナックス社と、カーナビゲーションシステムや高機能な車載情報機器の基盤となるソフトを共同で開発・提供すると報じられたことが材料視されている。開発するのは車のダッシュボードに組み込んで社内外の情報を表示したり、操作したりする車載用インフォテインメントやカーナビ向けの基本ソフトと。
ミクシィ<2121>:5480円(同+220円)
買い先行。9月14日に、ひっぱりンティングRPG「モンスターストライク」の世界累計での利用者が1300万人を超えたと発表したことが材料視されている。利用者数の順調な増加が続く中で、あらためて業績拡大期待が高まる格好に。なお、1200万人の到達は8月25日、1100万人の到達は8月12日などとなっていた。
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