Gフット---イオングループ入り後は急成長、国内出店余地を依然残す
[14/09/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ジーフット<2686>は靴の多業態小売チェーンであり、ツルヤ靴店とニューステップが合併して2009年2月に設立された。名古屋が地盤のツルヤ靴店は紳士やスポーツ分野に強みがあり、北海道に地盤があったイオン<8267>系のニューステップは婦人や子供分野に強みがあった。メイン業態はファッションや流行に強い「アスビー(ASBee)」、年間行事ごとに強い「グリーンボックス(Greenbox)」であり、流行と安定性のバランスが取れている。
再成長の契機は2009年6月にイオンからの増資を受け、グループ入りしたことにある。総合スーパー内へ専門店のノウハウを注入し、急激に成長を遂げることとなった。特に「グリーンボックス(Greenbox)」はイオンとの契約で投下資本ゼロでの出店が可能であり、高速出店の背景になっている。2014年の5月末現在、店舗数は771店舗。
7月2日に発表された2015年2月期の第1四半期決算(3-5月期)は、売上高が前年同期比12.1%増の29,422百万円、経常利益が同45.2%増の1,930百万円と大幅増収増益を達成した。消費税引き上げ前の駆け込み需要、差し引き36店舗の出店を終えたことに加え、利益率の高いPB商品の積極投入で粗利益率が前年同期比0.5pt増加したことが要因である。2015年2月通期は売上高で前期比8.8%増の107,000百万円、経常利益で同23.9%増の5,480百万円が見込まれている。
今後は国内における更なる拡大、PB商品比率の向上に加え、オンラインショップの拡充、首都圏の強化、海外展開に注力する方針。イオンの大型店舗への同社出店は一巡したものの、中小型店舗への拡大余地は依然として残している。また、イオンが買収戦略を進めていることもあり、その余地も拡大している格好。
株主還元については、短期的に20%をメドに高めていく方針。2015年2月期の同社配当性向は16.7%であり、イオンは同24.4%。また、自社商品に対する金券を株主優待としていることに加え、株主分売の積極化して流動性の向上も図っている。
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再成長の契機は2009年6月にイオンからの増資を受け、グループ入りしたことにある。総合スーパー内へ専門店のノウハウを注入し、急激に成長を遂げることとなった。特に「グリーンボックス(Greenbox)」はイオンとの契約で投下資本ゼロでの出店が可能であり、高速出店の背景になっている。2014年の5月末現在、店舗数は771店舗。
7月2日に発表された2015年2月期の第1四半期決算(3-5月期)は、売上高が前年同期比12.1%増の29,422百万円、経常利益が同45.2%増の1,930百万円と大幅増収増益を達成した。消費税引き上げ前の駆け込み需要、差し引き36店舗の出店を終えたことに加え、利益率の高いPB商品の積極投入で粗利益率が前年同期比0.5pt増加したことが要因である。2015年2月通期は売上高で前期比8.8%増の107,000百万円、経常利益で同23.9%増の5,480百万円が見込まれている。
今後は国内における更なる拡大、PB商品比率の向上に加え、オンラインショップの拡充、首都圏の強化、海外展開に注力する方針。イオンの大型店舗への同社出店は一巡したものの、中小型店舗への拡大余地は依然として残している。また、イオンが買収戦略を進めていることもあり、その余地も拡大している格好。
株主還元については、短期的に20%をメドに高めていく方針。2015年2月期の同社配当性向は16.7%であり、イオンは同24.4%。また、自社商品に対する金券を株主優待としていることに加え、株主分売の積極化して流動性の向上も図っている。
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