注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、住石HD、ミクシィなど
[14/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソニー<6758>:1914.5円(前日比-209円)
急落。前日に発表した業績予想の下方修正が売り材料視されている。スマホ営業権の全額減損1800億円を反映、通期営業損益は従来予想の1400億円の黒字から一転して400億円の赤字に減額修正している。減損計上は想定内といえ、減損の規模が大きいこと、構造改革プランも同時に発表すると期待されていたこと、無配転落を発表していることなどがネガティブに捉えられる格好に。また、通期予想は再度の下方修正リスクがあるといった見方も。
住石HD<1514>:148円(同+28円)
急伸。住石マテリアルズが豪州の石炭鉱山運営会社から提起されていた控訴審について、同社の主張が認められて勝訴となっている。これを好材料視した買いが短期資金中心に流入しているものと観測される。想定通りの特別利益計上の実現性が高まり、それに伴う復配の可能性なども高まる状況と捉えられる。
クボタ<6326>:1668.5円(同+57.5円)
買い先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げしている。目標株価は1500円から2000円に引き上げへ。懸念材料は織り込まれたが、中国、タイ売上高は今後回復に転じる見通しと。増配に加えて、来期業績は2ケタ増益に転じ、2期ぶりの過去最高益更新が期待可能と評価。2015年の注目銘柄と位置づけているようだ。
ヤマウラ<1780>:432円(同+52円)
急伸で年初来高値更新。株主優待制度の一部変更を発表している。2000円相当の地場商品群に関して、これまで500株以上の保有株主であったものを100株以上に変更している。これにより、配当と株主優待を併せた利回りは前日終値基準で6.6%に達することになり、利回り妙味から権利取りの動きが活発化する格好になっているようだ。
DWTI<4576>:1645円(同+67円)
買い優勢。浜松ホトニクス<6965>と、特許を受ける権利の譲渡契約を締結したと発表したことが材料視されている。今回の特許は、同社の創製品であるRhoキナーゼ阻害剤H-1152のPET用プローブ化及び組織の画像化方法に関する特許。浜松ホトニクスの特許活用によって将来に渡り収益が生じた場合、同社は一定の条件下においてその一部を受領すると。
ロックオン<3690>:4590円
昨日マザーズ市場に上場、初値は5000円(公開価格1300円)となった。初値形成後は主力のネット関連の下落などもあり、やや利益確定売り優勢の展開に。主幹事の野村では、15年9月期の売上高を前期比15.3%増の15.7億円、営業利益を同53.1%増益の3.6億円と予想。広告プラットフォームの増収が業績を牽引すると予想している。
ミクシィ<2121>:5340円(同-60円)
さえない。同社やサイバーダイン<7779>、日本通信<9424>など、新興市場の主力株が総じて軟調に推移している。ドル・円の急速な円安進行を背景に、物色が景気敏感系の大型株に向かう中で、新興市場の主力株は物色の圏外に置かれる格好に。なお、本日から「東京ゲームショウ2014」が開催されるものの、ゲーム関連には目立って材料視されていない。
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