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ソフトブレーン Research Memo(1):2Qは主力事業が拡大しシステム開発事業も黒字転換

注目トピックス 日本株

ソフトブレーン<4779>は企業の営業課題を解決、支援するためのSFA/CRM(営業支援/顧客管理)ソフトの大手で、SFAの分野では国内で2〜3割の市場シェアを握る。子会社で展開しているフィールドマーケティング事業が第2の収益柱に成長している。

2014年12月期第2四半期累計(2014年1-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比20.4%増の2,452百万円、営業利益が同78.1%増の292百万円と好調な決算となった。主力の「eセールスマネージャー関連事業」「フィールドマーケティング事業」がいずれも順調に収益を拡大したほか、前年同期は赤字だった「システム開発事業」が事業構造改革の効果で黒字転換したことも寄与した。

2014年12月期は売上高が前期比8.7%増の4,800百万円、営業利益が同7.6%増の530百万円と期初計画を据え置いた。第2四半期累計までの進捗率は売上高、利益ともに50%を上回っており、足元も主力2事業が順調に推移していることから、業績は上振れする公算が大きいと弊社ではみている。

2015年12月期以降も業績は拡大基調が続く見通しだ。主力の「eセールスマネージャー関連事業」は、企業におけるスマートデバイスの普及により、今まで以上に営業ツールとしての重要性が増しているほか、「使い勝手No.1」に向けた機能拡充を積極的に進めており、製品力の向上を進めている効果が今後、顕在化してくるものと思われる。

また、「フィールドマーケティング事業」では主力のフィールド活動サービスの安定成長が続くほか、「Point of Buy®購買理由付データ」提供サービスを5月より新たに開始しており、今後の成長事業として注目される。同データを提供する会員数が11万人を突破しており、消費財が58カテゴリー、飲食店が10カテゴリーとデータのサンプル数の増加とともに、信頼性の高いデータ情報が提供できるようになったことで、マーケティング分析ツールの1つとして、今後の売上成長が期待される。

■Check Point
・第2四半期はすべてのセグメントで増収増益
・足元の受注環境は良好で通期業績は会社計画を上回る可能性
・「eセールスマネージャー」のタイムライン機能は高い評価

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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