ソフトブレーン Research Memo(8):フィールドマーケティング事業は引き続き安定成長が見込まれる
[14/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
(3)フィールドマーケティング事業
「フィールドマーケティング事業」は、メーカーの販売促進部門におけるアウトソーシング化の流れが続くなかで、引き続き安定成長が見込まれる。ソフトブレーン<4779>の強みは、全国に網羅した5万を超えるスタッフ数と同時に、高品質なサービスを低コストで提供できることにある。同社の場合、スタッフの給料を時給制ではなく、案件ごとの報酬としているため、受注案件ごとに費用が固定化され、損益管理がしやすいといったメリットがある。顧客からのリピート率も高く、安定した高いサービス品質を維持できている証左と言えよう。
また、「Point of Buy®購買理由付データ」事業に関しては、2014年5月より新たなサービスとしてストック型のビジネスモデルとなるライセンス販売を開始した。具体的には、月額10万円で、食品・飲料・日用消耗品・化粧品・医薬品等の約50カテゴリーで約10万人のネットワークから収集したショッパーインサイト情報(商品価格、購入理由、購入場所、時期等)が閲覧可能となり、マーケティング分析が可能となる。
同様に6月からは「Point of Buy®飲食店利用調査データ店舗評価サービス」のライセンス販売も開始。月額3万円で外食産業約150チェーンの利用者のリアルな評価・分析が可能となる。
データを提供する会員数は既に10万人を超える規模に拡大しており、「永久不滅.com」のHPから簡単に調査に参加することが可能であるため、信頼性の高い詳細なデータの獲得が可能となる。このため、今後の成長余地が大きいサービスとして注目されよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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