C&Gシステムズ Research Memo(1):第2四半期決算は好調、通期でも前期比で増収増益となる可能性も
[14/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
C&Gシステムズ<6633>は国内シェア18%超を持つ金型用CAD/CAMシステムの専業メーカーである。発表された2014年12月期第2四半期(1-6月期)の決算は、売上高が1,938百万円(前年同期比10.3%増)、営業利益が163百万円(同4.3%増)、経常利益が175百万円(同7.3%減)、四半期純利益が150百万円(同14.0%増)と好調な結果となった。
同社は2014年12月期の通期業績を、売上高3,614百万円(前期比1.9%減)、営業利益244百万円(同10.1%減)、経常利益254百万円(同17.1%減)、当期純利益192百万円(同0.4%減)と期初予想を変えずに厳しく予想している。しかしこの予想は、追加で入ると見込まれるスポット的な受注を一切見込んでいない保守的な数値と言える。例年どおりにスポット受注が加われば、この通期予想を上回り前期比で増収増益となる可能性もある。
中長期の展望では、国内市場は全体としては伸び悩む見通しだが、シェアアップにより売上高の増加を目指す。海外市場には成長の余地があり、海外に進出している国内企業への水平展開、米SOLIDWORKS社販売代理店の拡充など着実に販路を広げている。さらに次の収益源の確保にも力を入れており、これらの施策が実行されていけば更なる成長が期待できる。
■Check Point
・主力CAD/CAMシステム等事業は国内とアジアが増収に寄与
・通期予想は据え置きも、スポット受注次第では前期を上回る可能性も
・「グローバル・ニッチ・トップ」に要約される中期的戦略
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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