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注目銘柄ダイジェスト(前場):ダイエー、リボミック、サイバーダインなど

注目トピックス 日本株

ダイエー<8263>:126円(前日比-16円)
急反落。イオン<8267>が同社を完全子会社化すると正式に発表、株式交換比率は1:0.115と伝わっている。前日のイオンの終値1090円を基にすると理論株価は125円となり、同水準に鞘寄せする格好に。前日は再編プレミアムに対する期待が先行して大幅上昇となったが、結局は前日に急騰する前の水準まで調整する状況にも。

ミネベア<6479>:1483円(同+71円)
買い優勢で年初来高値更新。今期の電子機器部門営業利益は前期比約8割増の170億円前後になる見通しと報じられている。従来予想の129億円を上回るようだ。つれて、全体の営業利益も24%増の400億円見通しを上回る可能性が出ていると。スマホ向けのLEDバックライトの販売が上伸しているもよう。今期の市場コンセンサスは445億円程度で、もともと上振れは見込まれているものの、同部門の上乗せだけでコンセンサス水準を達成することから、一段と安心感が強まる状況にも。

スタンレー電気<6923>:2456円(同-47円)
さえない。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断「売り」継続で、目標株価を2400円から2300円に引き下げている。新規参入者の登場、グローバル車種増の業界トレンドなどヘッドランプ市場の競争は激化しており、弱気姿勢を一段と強めるとしているようだ。決算発表シーズンが接近する中で、ネガティブな見方に対する反応は強まりやすい状況になっている。

船井電機<6839>:1188円(同-52円)
軟調。前日にプリンタ事業の説明会を開催しているが、評価材料につながる流れとはなっていない。シティでは、説明内容は抽象的で戦略は参加者には伝わらず、厳しい評価は免れないと指摘している。基本パーツとなる業績、競争力分析、事業モデルのいずれも非開示か説明不足であり、事業の先行きに不安を感じたと。

カブドットコム証券<8703>:543円(同+27円)
しっかり。ドイツ証券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を550円から580円に引き上げている。株価水準の割安感などを評価しているもよう。7-9月期経常利益は前年同期比39%増の24億円と推定、第1四半期の一時的なTV広告費5億円を除いても8%増を見込んでいるようだ。また、JPX株の30%程度を売却したと見られ、特別利益11億円を計上予定とも。

新日本建設<1879>:386円(同+22円)
大幅高で年初来高値更新。今上半期の経常利益は前年同期比2.1倍の25億円強になる見通しと報じられている。従来予想は17億円となっている。小型分譲マンションの順調な伸びなどが背景となるようだ。第1四半期は4億円で同11%増益の水準であっただけに、大幅な上振れ観測にはインパクトも強まる状況とみられる。

CEHD<4320>:1640円(同+83円)
買い優勢。10月1日をもって、東証マザーズ市場から1部銘柄に指定されることになったと発表したことが好感されている。東証1部市場への昇格に伴って、TOPIXへの算入、パッシブファンドからの資金流入が期待され、需給面の好材料に期待感が先行へ。また、同時に東証1部指定記念配当を実施し、期末配当予想を1株当たり15円から20円へと引き上げたことも支援材料に。

トライSTG<2178>:1257円(同+32円)
反発。上期営業利益を2.0億円から4.0億円へ、最終利益を1.0億円から2.4億円へとそれぞれ大幅に上方修正したことが好感されている。「既存事業の再成長」の具体的な施策である、営業プロセス管理やメディア枠の仕入量適正化が順調に進捗したことにより、売上高は想定を下回る一方、売上総利益率は想定以上に改善した。なお、通期の業績計画については据え置いている。

リボミック<4591>:1999円
本日マザーズ市場に上場し、初値は公開価格を約20.4%下回る1830円となった。同社は、創薬プラットフォーム「RiboARTシステム」によるRNAアプタマーを用いた分子標的薬の研究・開発を手掛ける。今年初の創薬ベンチャーのIPO案件で関心は高かったものの、公開規模が大きく低調な初値形成に。ただし、初値形成後は需給面主導で上値を試す動きへ。

サイバーダイン<7779>:3470円(同+500円)
ストップ高。シティが投資判断「買い」、目標株価6500円でカバレッジを開始したことが材料視されている。ロボットスーツ「HAL」は、神経・筋肉系の障害の治療において、新たな可能性を示していると指摘。ドイツの労災病院での患者治療が始まり、今後、日・米においても、「HAL」による治療市場が拡大すると予想している。



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