ワールドホールディングス Research Memo(5):事業拡大と同時に財務体質も改善傾向
[14/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2014年12月期第2四半期業績
(3)財務状況と経営指標
2014年6月末の財務状況は、総資産残高が前期末比4,060百万円増の34,627百万円となった。主な増加要因は現預金の増加(+1,782百万円)と販売用・仕掛販売用不動産の増加(+1,776百万円)である。
一方、負債合計は前期末比3,177百万円増の27,060百万円となった。販売用不動産の購入資金として調達した有利子負債の増加(+1,247百万円)のほか、不動産事業未払金(+993百万円)や未払費用(+427百万円)、支払債務(+425百万円)などが増加した。いずれも事業規模拡大に伴う増加となっている。また、純資産は利益剰余金の増加(+807百万円)を主因に前期末比883百万円増の7,566百万円となった。
主要経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率やD/Eレシオ、流動比率などは前期末よりもやや改善傾向にある。事業拡大と同時に、財務体質も若干ながら改善傾向を示していることがうかがえる。なお、ワールドホールディングス<2429>では有利子負債の水準に関して、20,000百万円を上限に設定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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