デリカフーズ Research Memo(2):カット野菜はスーパーやコンビニのほか外食業界でも需要増
[14/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業概要
デリカフーズ<3392>の事業は、契約農家や市場等から仕入れた野菜を顧客の要望に合わせて加工し配送するカット野菜事業と、仕入れた野菜をそのまま配送するホール野菜事業、その他事業に分けられる。その他事業には日配品(卵、豆腐、冷凍食品等)の販売、業務委託※のほか子会社のデザイナーフーズ(株)が外食企業等に対して行っているメニュー提案等のコンサルティング業務や食品の栄養成分に関する受託分析サービスが含まれる。
※業務委託:同社が現在物流拠点を有していない北海道、東北の一部エリア、中国・四国地域等において協力企業に配送を委託しており、その部分にかかる売上高のこと。
2014年3月期の部門別売上高構成比はホール野菜が53.2%、カット野菜が34.9%、その他が11.8%となっており、カット野菜の占める比率が上昇傾向にある。スーパーやコンビニエンスストアのほか、最近では人材不足の影響もあり外食業界でも需要が伸びていることが背景だ。
業態別売上構成比では、ファミリーレストランが55.4%と最も高く、次いでファーストフード14.2%、居酒屋10.5%といった順で、外食産業向けが全体の84.3%、中食産業向けが15.7%といった構成になっている。配送先は全国で約10,000店舗程度あり、青果物専業の流通企業としては業界で最大規模となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>