アイ・エス・ビー Research Memo(9):情報サービス分野は民間企業向けに直接受注の営業を強化
[14/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業の詳細と足元の状況
(6)情報サービス
情報サービス分野は、官公庁・自治体など公的部門と民間部門の両方を対象に、システム開発とその後の保守・メンテナンスが内容となっている。現状は大手SI企業が受注した案件について同社は実働部隊として参画するという形での売上高がほとんどであるが、近年は民間企業向けにおいて直接受注の営業を強化している。また、アイ・エス・ビー<9702>は2014年1月に札幌システムサイエンスを子会社化した。札幌システムサイエンスは北海道内で官庁・自治体向けに強みを持っているため、札幌システムサイエンスの子会社化による情報サービス分野での収益貢献が期待されている。
2014年12月期の第2四半期は、売上高が1,299百万円(前年同期比38.9%増)だった。前述の札幌システムサイエンス子会社化が貢献した。計画対比でも想定どおりで堅調に推移した模様だ。下期は民間企業と官庁・自治体の双方で大型案件や新規案件が期待されており、上期比でも17.0%増収を同社では期待している。その結果、通期売上高は2,819百万円(前期比41.1%増)と予想している。従来予想は2,497百万円(同25.0%増)だった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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