テラ Research Memo(11): 安全性を示す経営指標は前期末比で改善、財務状況は一時的に悪化するリスクも
[14/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■財務状況
テラ<2191>の2014年6月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,284百万円増加の3,671百万円となった。主な変動要因は、新株予約権の行使に伴う現預金の増加(+1,350百万円)と投資有価証券の取得による増加(+230百万円)となっている。また、負債は有利子負債を含めてほぼ前期末と変わらず、株主資本が新株予約権の行使により増加する格好となった。
経営指標で見ると、安全性を示す流動比率や自己資本比率はいずれも前期末比で改善しており、現段階では財務の健全性は保たれていると言えよう。ただ、2015年12月期以降は「バクセル(R)」の治験開始に伴う関連費用の増加が見込まれ、契約の締結時期にもよるが財務状況は一時期的に悪化するリスクがある点には留意する必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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