ジャストプランニング Research Memo(5):通期業績予想を下方修正も増収増益は維持する見通し
[14/10/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
(1)2015年1月期業績見通し
2015年1月期の業績は、売上高が前期比3.6%増の1,900百万円、営業利益が同11.0%増の470百万円、経常利益が同11.8%増の470百万円、当期純利益が同58.8%減の282百万円と予想されている。第2四半期までの状況を反映して期初の会社計画からは若干下方修正したが、増収増益は維持できる見通しである。当期純利益は前期比58.8%減の大幅減を見込んでいるが、これは前期に特別利益として投資有価証券売却益704百万円が計上されていたことによるものだ。
システムソリューション事業の低迷が続くものの、ASP事業が「まかせてネット」の契約店舗数拡大によって一段と成長するのが要因である。実際、8月末の契約店舗数は前月末比で149店舗増の4,655店舗となっており、10月、11月にも各20〜30店舗の新規契約による店舗数増加が見込まれている。「まかせてネット」の月額利用料収入を見ると、8月は前年同月比5.5百万円増の73百万円と、店舗数の増加に伴って順調に拡大しており、解約店舗数が今後増加しなければ、計画を達成する可能性は十分あるとみられる。なお、ジャストプランニング<4287>では2015年1月時点で月額利用料80百万円を目標として掲げている。
また、ARPUの引き上げについては、「まかせてネット」における単価アップ(契約内容の拡充)を図っていくことに加えて、「まかせてタッチ」「AppCRM」など新サービスの拡販による上乗せを進めていく戦略である。なお、これら新サービスに関しては「まかせてネット」の顧客以外にも販売していく戦略となっている。このため、外食企業との販路を持つ代理店と年内にも販売提携を結び、顧客開拓に結び付けたい考えだ。なお、新サービスの1つとして開発を進めていたビッグデータ関連の機能に関しては、有料サービスとして提供するのは困難と判断し、「まかせてネット」に追加機能(データ分析ツール)として無償で実装する予定で、商品力の強化につなげていく戦略に変更した。
解約防止策に関しては、引き続き顧客サポート体制の強化を継続していくほか、今まで属人化していた営業手法に関しても標準化を部分的に進めていく方針としている。標準化によって、営業プロセスにおけるミスを撲滅し、生産性向上につなげていく考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)2015年1月期業績見通し
2015年1月期の業績は、売上高が前期比3.6%増の1,900百万円、営業利益が同11.0%増の470百万円、経常利益が同11.8%増の470百万円、当期純利益が同58.8%減の282百万円と予想されている。第2四半期までの状況を反映して期初の会社計画からは若干下方修正したが、増収増益は維持できる見通しである。当期純利益は前期比58.8%減の大幅減を見込んでいるが、これは前期に特別利益として投資有価証券売却益704百万円が計上されていたことによるものだ。
システムソリューション事業の低迷が続くものの、ASP事業が「まかせてネット」の契約店舗数拡大によって一段と成長するのが要因である。実際、8月末の契約店舗数は前月末比で149店舗増の4,655店舗となっており、10月、11月にも各20〜30店舗の新規契約による店舗数増加が見込まれている。「まかせてネット」の月額利用料収入を見ると、8月は前年同月比5.5百万円増の73百万円と、店舗数の増加に伴って順調に拡大しており、解約店舗数が今後増加しなければ、計画を達成する可能性は十分あるとみられる。なお、ジャストプランニング<4287>では2015年1月時点で月額利用料80百万円を目標として掲げている。
また、ARPUの引き上げについては、「まかせてネット」における単価アップ(契約内容の拡充)を図っていくことに加えて、「まかせてタッチ」「AppCRM」など新サービスの拡販による上乗せを進めていく戦略である。なお、これら新サービスに関しては「まかせてネット」の顧客以外にも販売していく戦略となっている。このため、外食企業との販路を持つ代理店と年内にも販売提携を結び、顧客開拓に結び付けたい考えだ。なお、新サービスの1つとして開発を進めていたビッグデータ関連の機能に関しては、有料サービスとして提供するのは困難と判断し、「まかせてネット」に追加機能(データ分析ツール)として無償で実装する予定で、商品力の強化につなげていく戦略に変更した。
解約防止策に関しては、引き続き顧客サポート体制の強化を継続していくほか、今まで属人化していた営業手法に関しても標準化を部分的に進めていく方針としている。標準化によって、営業プロセスにおけるミスを撲滅し、生産性向上につなげていく考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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