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カイオム---第2四半期は中外製薬グループやヤクルト本社との共同研究が順調に進捗

注目トピックス 日本株
カイオム・バイオサイエンス<4583>は、理化学研究所発の創薬基盤技術型バイオベンチャー。独自の創薬基盤技術「ADLibシステム」を核とした抗体医薬品の研究開発支援や研究開発等を展開する。従来技術では作製困難な抗体に対象を絞って研究開発を進める。

第2四半期累計(4-9月期)決算では、売上高が1.58億円、営業損失が5.81億円の赤字、経常損失が5.82億円の赤字、最終損失が5.57億円の赤字での着地となった。なお、今期は決算月変更(3月期→12月期)で変則決算となるため前期比は無し。

創薬アライアンス事業では、中外製薬グループとの共同研究が順調に進捗したほか、リブテック社が創生したがん治療用抗体「LIV-2008」について共同研究先のヤクルト本社<2267>と各種非臨床試験を実施中である。リード抗体ライセンスアウト事業では、横浜市立大学五嶋研、東京大学高橋研との共同研究契約を更新し、新規治療用抗体のステージアップ・導出に向けた研究活動を継続しているほか、新たに名古屋市立大学植村研及び横浜市立大学竹居研との共同研究を開始した。基盤技術ライセンス事業では、オリジナルADLibシステムの技術導出先である富士レビオから診断キットの販売に伴う、ロイヤルティを受領した。以上の結果、第2四半期累計期間の研究開発費は3.59億円となった(第1四半期は同1.7億円)。

通期(4-12月期)業績予想は10月30日に修正した計画を据え置いている。売上高が2.77億円、営業損失が9.07億円の赤字、経常損失が9.07億円の赤字、最終損失が8.91億円の赤字を見込んでいる。



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