白鳩 Research Memo(2):靴下の職域販売から、通信販売、店舗販売を経てネット通販へ
[14/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)沿革
白鳩<3192>は、1965年10月に現代表取締役社長の池上勝(いけがみまさる)氏が靴下の職域販売事業を創業したことに始まる。創業から1年半後に靴下の仕入先であった白鳩ナイロン社が倒産したものの、池上氏は独自に靴下の仕入れルートを開拓し、靴下販売を続けた。その後、顧客の要望を受けて下着の販売も手掛けて業容を拡大し、1974年に(株)白鳩を設立した。
同社はその後、カタログ通信販売事業へと進出したが、大手企業の参入による競争激化でカタログ通信販売事業から撤退し、店舗展開へと舵を切った。第1号店の「藤ノ森店」は1980年に出店していたが、1984年に京都駅前の「アバンティ店」の出店で経営の軸足が店舗販売へと一気に移っていくことになる。
1995年、池上氏は異業種交流会でインターネットショップを知り、その可能性を感じ取った同氏はすぐに自社サイトを開設しインターネット通販に乗り出した。開設からしばらくは開店休業状態が続いたが、1999年に「楽天市場」に出店したのを契機に売上が急速に伸び始め、ほどなくインターネット通販が売上の中核を占めるようになった。
その後、店舗はアバンティ店をアンテナショップとしての位置付けで残すほかはすべて閉鎖し、インターネットショップは自社サイトと楽天サイトに加えて、「Yahoo!ショッピング」「ビッダーズ(現・DeNAショッピング)」「Amazon」などに順次出店。また海外向けサイトも中国、シンガポール、インドネシア等を対象に複数店オープンして現在に至っている。
株式市場には、2014年4月に東京証券取引所JASDAQ市場に上場した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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