注目銘柄ダイジェスト(前場):UACJ、内田洋行、日本エンタープライズなど
[14/11/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
UACJ<5741>:367円(前日比+33円)
急伸。トヨタ<7203>が2017年から車体へのアルミニウムの採用を増やすと報じられている。価格は鉄より高いものの、車体の軽量化につながるため、燃費性能が高まることになる。こうした方向性への期待はあったものの、実現に向けての前進と捉えられ、今後のアルミ需要の大幅な拡大が想定される形へ。車体の軽量化に貢献している「高温成型用5000系」アルミニウム合金は日経優秀賞最優秀賞を受賞した実績などもあるもよう。大紀アルミ<5702>や日本軽金属<5703>などのアルミメーカーも買い優勢の展開に。
内田洋行<8057>:381円(同+33円)
急伸。前日に発表した第1四半期の決算が評価材料になっている。営業利益は6.5億円と黒字転換、前年同期比10億円の損益改善となっている。上半期計画の2億円を大幅に超過する格好で、今期の業績上振れ期待が高まる状況につながっているもよう。各事業分野ともに収益は改善しているが、とりわけ、情報関連事業分野において、利益率低下を招いていた大型システム開発受託案件の一巡などが寄与する形に。
日本エンタープライズ<4829>:625円(同+98円)
急伸。子会社のHighLabが18日からApp Storeで配信開始しているゲームアプリ『ひっぱれ!ネコPing プラネット』(iOS 版)が、App Storeの無料ゲームアプリランキングでいきなり第2位となっている。今後の業績寄与への期待感があらためて高まる状況となり、短期資金の値幅取りの動きなどが集まる格好になっているようだ。
名古屋鉄道<9048>:468円(同-22円)
大幅に4日続落。CB400億円の発行を発表している。CBの発行は1年2ヶ月ぶり、調達資金は長期借入金の返済に充てるほか、不動産物件の取得や鉄道関連分野にも充てるようだ。転換価額は583円で、前日終値比でのアップ率は18.98%。潜在株式数の比率は7.56%になり、潜在的な希薄化を嫌気する動きが先行している。
マキタ<6586>:6120円(同-380円)
さえない。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「3」に格下げしている。目標株価も6300円から5000円に引き下げへ。同社は中国での生産比率が高く、北米売上高は相対的に小さいため、ドル高メリットが享受できない一方、人民元高はネガティブに作用すると指摘。ユーロ高などはポジティブだが、ネットで考えると今期は前期比約7億円の減益要因、来期は同23億円の減益要因と予想。業績予想を下方修正しており、来期は営業減益に転じる見通しとしている。
ソフトウェアS<3733>:4630円(同+290円)
反発。14年10月期の業績予想を上方修正している。営業利益見込みを従来の23.50億円から31.28億円へと引き上げた。4月の消費税率引き上げ前に駆け込み需要がみられたことや、計画していた案件の稼働がほぼ順調に推移したことが要因としている。また、14年10月期末に予定していた本社ビル新築移転記念配当を従来の10.0円から30.0円に引き上げ、期末配当は従来予想の70.0円から90.0円となった。業績上振れや増配が好感され買い優勢となっている。
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