ナノキャリア<4571>バイオだが訪日観光客増加に伴う関連銘柄として注目
[14/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』11月21日放送において、ナノキャリア<4571>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■訪日観光客増加に伴う関連銘柄として注目
日本政府観光局は19日、1-10月累計の訪日外国人客数が推計で前年同期比27.1%増の1100万9000人だったと発表。年間で過去最高だった2013年の実績(1036万人)を既に上回り、年間では1300万人前後になる見通しと伝えている。日本旅行が割安となる円安の進行や、外交関係の悪化で一時落ち込んでいた中国人の大幅な増加が全体を押し上げている。この訪日観光客の増加に伴い、関連する事業拡大が期待される銘柄として注目。
■事業概要
創薬ベンチャー。日本発のナノテクノロジーに基づくミセル化ナノ粒子をコア技術として、主にがん領域において新しい医薬品の開発を目指している。ただし、バイオベンチャーは、開発段階に応じたマイルストーン・フィーなどが業績に影響するため、業績面ではなく、テーマ性で注目する。
ミセル化ナノ粒子が、内包成分を安定化し、皮膚の角層の奥深くまで浸透し、徐々に成分を放出する特徴を有しており、この技術を用いた化粧品メーカー「アルビオン」との共同研究により昨年、美容液「エクラフチュール」が開発されている。
外国人観光客の買い物姿が目立つようになったが、円安進行のほか、10月から消費税の免税対象が拡大したことが大きい。とりわけ、家電に強い免税店を運営するラオックス<8202>で日本土産の「三種の神器」といえばデジタルカメラ、炊飯器、腕時計。ところが、数量ベースで10月の売れ筋上位10位以内に入ったのは国産腕時計(10位)だけだったようだ。
金額ベースでは、単価の高い輸入腕時計と炊飯器、国産腕時計が上位3位を占めたものの、4位はデジタルカメラを抑えて化粧品が食い込んでいる。また、三越銀座店の化粧品売り場も好調のようで、特に国内の高級化粧品メーカーALBION(アルビオン)の売れ行きが好調。
ナノキャリアについては、10月16日安値1008円をボトムに緩やかなリバウンドが継続。足元ではやや調整含みだが、25日線が支持線として意識されている。一目均衡表では雲下限での攻防であり、これをクリアしてくるようだと、まずは雲上限が位置する1320円辺りの突破を意識したトレンドが期待されてくる。バイオ株は新薬に関する報道等で連動高しやすいが、違った角度からのテーマ株として注目したい。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TM>
■訪日観光客増加に伴う関連銘柄として注目
日本政府観光局は19日、1-10月累計の訪日外国人客数が推計で前年同期比27.1%増の1100万9000人だったと発表。年間で過去最高だった2013年の実績(1036万人)を既に上回り、年間では1300万人前後になる見通しと伝えている。日本旅行が割安となる円安の進行や、外交関係の悪化で一時落ち込んでいた中国人の大幅な増加が全体を押し上げている。この訪日観光客の増加に伴い、関連する事業拡大が期待される銘柄として注目。
■事業概要
創薬ベンチャー。日本発のナノテクノロジーに基づくミセル化ナノ粒子をコア技術として、主にがん領域において新しい医薬品の開発を目指している。ただし、バイオベンチャーは、開発段階に応じたマイルストーン・フィーなどが業績に影響するため、業績面ではなく、テーマ性で注目する。
ミセル化ナノ粒子が、内包成分を安定化し、皮膚の角層の奥深くまで浸透し、徐々に成分を放出する特徴を有しており、この技術を用いた化粧品メーカー「アルビオン」との共同研究により昨年、美容液「エクラフチュール」が開発されている。
外国人観光客の買い物姿が目立つようになったが、円安進行のほか、10月から消費税の免税対象が拡大したことが大きい。とりわけ、家電に強い免税店を運営するラオックス<8202>で日本土産の「三種の神器」といえばデジタルカメラ、炊飯器、腕時計。ところが、数量ベースで10月の売れ筋上位10位以内に入ったのは国産腕時計(10位)だけだったようだ。
金額ベースでは、単価の高い輸入腕時計と炊飯器、国産腕時計が上位3位を占めたものの、4位はデジタルカメラを抑えて化粧品が食い込んでいる。また、三越銀座店の化粧品売り場も好調のようで、特に国内の高級化粧品メーカーALBION(アルビオン)の売れ行きが好調。
ナノキャリアについては、10月16日安値1008円をボトムに緩やかなリバウンドが継続。足元ではやや調整含みだが、25日線が支持線として意識されている。一目均衡表では雲下限での攻防であり、これをクリアしてくるようだと、まずは雲上限が位置する1320円辺りの突破を意識したトレンドが期待されてくる。バイオ株は新薬に関する報道等で連動高しやすいが、違った角度からのテーマ株として注目したい。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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