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IBJ Research Memo(2):国内結婚相談所の約50%が同社設立の日本結婚相談所連盟に加盟

注目トピックス 日本株

■事業概要

(1)会社概要

IBJ<6071>の事業セグメントはメディア部門とサービス部門に区分されている。このうちメディア部門は、連盟事業、メディア営業、コミュニティ事業、及びイベント事業の4つの事業で構成されている。一方、サービス部門はラウンジ事業のみとなっている。2013年12月期の事業別売上構成比はグラフのとおりで、ラウンジ事業とイベント事業がそれぞれ30%を超えている。各事業の内容については以下のとおりとなる。

○連盟事業
連盟事業は、同社が設立した「日本結婚相談所連盟」に加盟する結婚相談所向けのサービスとなる。加盟店は「IBJシステム」と呼ばれるお見合い管理システムを導入することによって、同連盟に登録されている約1,000相談所、5.3万人に上る会員データベースを共有することが可能となり、お見合いのセッティング機会が増大するなどのメリットを享受している。現在、国内で事業活動している結婚相談所は約2,000相談所あるとみられており、相談所ベースでのシェアは約50%の水準となる。

同事業の売上高は加盟店からの加盟料、及びシステム利用料からなる。システム利用料は従量制、固定制に分かれており、平均では月額2万円程度となっている。なお、新規開業希望者については事業の立ち上げサポート費用を含めて、一律で加盟金120万円を徴収している。また、業界活性化・健全化のための定例会(勉強会)の開催やガイドラインの設定、あるいは加盟店同士のコミュニケーションツールとなるIBJ新聞(隔月)の発行も同連盟で行っており、加盟店からも高い信頼を得ている。

○メディア営業
メディア営業は、同社が運営する各種ポータルサイト(エステ・美容関連サイト、不動産情報サイト、写真スタジオサイトなど)における広告枠の販売が主な収入となっていたが、事業戦略の変更により2014年9月にエステ・美容関連サイトについて売却している。今後は、ウェディングを始めとする親和性の期待できる周辺業界とのアライアンス強化を始め、同社の会員基盤と独自ビッグデータを活用したマーケティング支援サービスを強化していく方針となっている。

○コミュニティ事業
コミュニティ事業では、婚活サイト「ブライダルネット」の運営を行っている。登録会員数(無料会員含む)は2014年9月末で11.6万人、うち月額有料会員数は9,751人と国内最大級の規模を誇っている。同事業の売上高は、主に「ブライダルネット」の有料会員から得られる月額利用料3,000円からなる。

○イベント事業
イベント事業には、婚活パーティーサイト「PARTY☆PARTY」の運営・イベント事業と、合コン・街コンのセッティングサイト「Rush」の運営事業が含まれる。

「PARTY☆PARTY」で企画した婚活パーティーや各種イベントは、主に自社直営のイベントスペースをパーティー会場として利用することで低コスト運営を実現している。首都圏、京阪神、名古屋などで日々開催されており、会員からのイベント参加料(前払い)が主な収入となっている。

一方、「Rush」は国内最大級の合コン・街コンセッティングサイトで、登録会員は日時や場所、人数、年齢など各種条件検索により希望する合コンにサイト上から参加するシステムとなる。同社では合コンのセッティングのほか、飲食店の選定・予約・代金精算代行サービスも一括して提供している。合コン参加者からは飲食代金込みの参加料金を前受金で徴収し、また、契約する飲食店からも送客手数料などを別途収受している。

○ラウンジ事業
ラウンジ事業では、主要都市及びターミナル立地に特化した結婚相談所「IBJメンバーズ」の運営を行っている。2014年9月末時点で、首都圏と大阪、神戸、名古屋に合計9店舗出店している。徹底して成婚主義にこだわり、業界最高水準の成婚率(53.5%※)を実現していることが特長となっている(業界の平均水準は10〜20%)。

※2013年実績(プラチナ、VIPコースの成婚率)「IBJメンバーズ」実績。成婚率=成婚退会者数÷全退会者数

成婚率の高さの背景には、IBJシステムによる約5.3万人の豊富な会員データベースの活用に加えて、優秀なカウンセラーによる少人数専任制(1カウンセラー当たり担当会員数は約80名まで)を敷いていること、成婚報酬主義を採用していることなどが挙げられる。また、同社の新規会員は「PARTY☆PARTY」など自社グループ内サービスからの入会者が過半を占めるため、会員獲得のためのマーケティングコストも競合他社と比較して抑えることが可能となっている。そのコスト分を優秀なカウンセラーの維持獲得費用に振り向けており、カウンセラーの能力が成婚率の高さの要因の1つになっていると考えられる。なお、同事業は会員からの入会金、年間活動サポート費、月会費、成婚料が主な収入となっており、料金プランは4つのコースに分かれている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)



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