博展Research Memo(5):来場者データの可視化で顧客のマーケティング活動に新しい価値を提供
[14/12/02]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業概要
(4)デジタルマーケティングサービス事業
ITツールや、Webサイト、データベースをはじめとするITソリューションをイベントと連動させることで、来場者データを可視化し、顧客のマーケティング活動に新しい価値を提供する。2013年7月に資本業務提携(株式の3分の1を取得)したアイアクトとの協業などを通じて、ITを駆使したソリューション分野での差別化と業容拡大を目指す。
年間の顧客数は633社(2014年3月期末現在)。最大顧客でも売上高全体に占める比率は3%程度であり、特定顧客への偏りはない。なお、年々取引先数が減少傾向にあるのは、経営資源に制約がある中で、顧客のマーケティング・パートナーとして顧客内シェアを拡大(顧客単価を向上)していることが要因であり、博展<2173>戦略の成果を反映している。
対象業種は多岐にわたるが、同社が得意としているのは、各種展示会やコンファレンスなどに対する需要が大きい「情報・通信」や「薬品・医療用品」を筆頭として、「工作機械」「自動車」「不動産」などが挙げられる。
また、自社の制作部門(工場)を国内4ヶ所(埼玉県八潮市)に保有している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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