注目銘柄ダイジェスト(前場):スカイマーク、岩谷産業、丹青社など
[14/12/10]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
スカイマーク<9204>:251円(前日比+20円)
急伸。全日空<9202>にも提携を通じた支援を要請する方針を固めたと伝わっている。これまでは日航<9201>との共同運航などを計画していたが、国土交通省では日航単独での支援に難色を示していたため、先行きの不透明感は強い状況であった。相乗り支援と支援体制が強固になる可能性が高いとの見方から、エアバスとの違約金問題の進展とともに、今後の経営再建に対する期待感が高まる状況に。
岩谷産業<8088>:858円(同+22円)
反発。経済産業省では水素ステーションの規制緩和に乗り出すと報じられている。2015年度中に全国100箇所の整備を目指すとされており、今後、水素ステーションの設置拡大が進んでいくとの期待感につながる格好へ。水素ステーション建設で実績の高い同社には改めて今後の期待感が高まる方向へ。また、セブンイレブンが同社と組んで、水素ステーション併設コンビニを出店とも伝わっている。セブンイレブンの充実した店舗展開によるメリットなども期待へ。
丹青社<9743>:864円(同-99円)
急落。前日に第3四半期の決算を発表している。営業利益は28.6億円で前年同期比55%増益、通期予想の27億円を超過する格好になっている。ディスプレイに対する店舗投資や販促関連投資が順調に推移しているようだ。ただ、上半期の同88%増益に対して、8-10月期は同9%減と収益モメンタムは低下、短期的な出尽くし感が優勢となる格好に。
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>:2290円(同+162円)
大幅反発。クレディ・スイス(CS)では、減産の強化によって、日本のチタン2社の在庫は着実に減少していると指摘。在庫は株価との相関性が高いため、在庫調整の進展は株価にはプラス材料と捉えているようだ。17年3月期は稼働率の回復や円安効果で上方修正、営業利益は前期比2.3倍の水準を見込んでいる。目標株価も3000円にまで引き上げているようだ。
日本エンタープライズ<4829>:438円(同-28円)
急反落。公募・売出の実施を発表、嫌気材料視される展開になっている。公募増資235.7万株、売出46.4万株、オーバーアロットメントによる売出42.3万株を実施する。最大で希薄化は7.4%となる。調達資金はソフトウェアの開発投資、設備資金などに充当するもよう。先に業績下方修正を発表した直後の下方修正とあって、ネガティブ視する動きは強いもようだ。
夢の街創造委員<2484>:674円(同+57円)
一時ストップ高。独立系システムインテグレータ企業のインテック社との資本・業務提携契約締結が材料視されている。インテック社がこれまで8000社以上のクライアントとの無数のプロジェクトを通じて培って来たICT技術の提供を受けることで、機動的な取組みを行うことが可能になるとのこと。業容拡大などへの期待感から買いが集まり、25日線レベルの650円突破を試す展開に。
SHIFT<3697>:5680円(同+650円)
大幅反発。リアルワールド<3691>とクラウドソーシング分野で業務提携を締結と発表。リアルワールドが提供するクラウドソーシングサビス「CROWD」と同社が提供するゲームパブリッシャー向けにゲーム開発段階でユーザーの生の声を反映できる「チューニングサービス」を連携し推進していくとのこと。足元、上場来安値を更新する弱い地合いとなっているなか、下げ止まりを試す格好に。
<KO>