注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、DeNA、ダイセルなど
[14/12/12]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
キヤノン<7751>:3982円(前日比+175円)
買い優勢で年初来高値更新。年間配当金の引き上げを前日に発表、買い材料視される展開になっている。未定としていた期末配当金を85円にすると発表、年間配当金は150円となり、前期実績の130円からは増配の形となる。130円据置との見方が多かったと見られ、想定以上の株主配分策に評価の動きが先行へ。なお、前日終値を基にすると配当利回りは3.9%の水準に達するようだ。
DeNA<2432>:1500円(同+103円)
急伸。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1600円から1800円に引き上げている。ファンダメンタルズに新たな懸念材料はなく、ネイティブゲームのパイプライン増強、ブラウザゲームの安定化、海外事業の立ち上がり、ノンゲーム事業の展開加速など、中期的なリスク・リワードは改善傾向にあると判断しているようだ。現在の同社は、国内モバイルゲーム業界において、競争優位の条件を多く備えると指摘へ。
ダイセル<4202>:1488円(同+76円)
しっかりで年初来高値更新。エアバッグの部品であるインフレーターの緊急増産に乗り出すと報じられている。来年にも数十億円を投じて、ホンダ向け交換部品の新ラインを設けるもようだ。同社はインフレーターにおける世界シェア2位、システムを含まないインフレーター単独企業の中では世界シェア1位という位置づけ。従来から需要シフトへの期待はあったものの、具体的な進展も見られつつあることで、あらためて期待感が優勢の展開にも。
日本曹達<4041>:709円(同+44円)
急反発。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を680円から890円に引き上げている。収益や株価のドライバーである飼料添加物メチオニンの市況が想定を上回る上昇を続けており、通期計画の再上方修正の可能性が高まっていると指摘している。今期営業利益は、会社計画の67億円に対して、CSでは73億円を予想。
ヘリオステクノ<6927>:583円(同+67円)
一時ストップ高。本日発売された四季報では、今期の営業利益予想8.5億円に対して、来期の営業利益は19億円と予想されている。中古FPD製造装置の大型案件の寄与が本格化するもよう。先回り的な動きも観測されていたが、来期PER水準の割安感なども台頭する形から、あらためて短期資金中心に関心が高まる格好となっているようだ。
ブロッコリー<2706>:1778円(同+138円)
大幅高。東海東京調査センターが投資判断「1」、目標株価2200円でカバレッジを開始したことが材料視されている。「うた☆プリ」のアプリ化による収益拡大を期待しており、今期業績予想は会社計画を大幅に上振れと予想しているようだ。 個人投資家の買いが殺到し1日の年初来高値1822円更新を意識した展開に。
ディア・ライフ<3245>:1170円(同+149円)
上げ目立つ。12月末を基準日に1株を2株へ株式分割を実施すると発表したことで、流動性の高まりなどを材料視した買いが集まっている。足元右肩上がりの相場展開のなか、4日につけた年初来高値1110円をクリアしたことで需給面は良好と言えよう。
オプティム<3694>:21300円(同+1200円)
大幅反発。中国の大型電子情報産業企業のHisense社とシニア向け高級スマホを共同開発し中国国内で販売開始と発表したことが材料視されている。同社が開発した世界初のスマホ同士による画面共有サービス「Optia」が標準搭載。スマホの使用方法がわからない場合でも、容易にサポートを行うことができるとのこと。 値幅の大きさに着目した投資家が関心を高めているもよう。
スノーピーク<7816>:3940円(同-700円)
ストップ安。昨日マザーズ市場に上場した後はさえない価格推移となっている。公募価格は2300円で初値は2.3倍の5390円。その後5460円まで上昇したがバリエーション面などが意識されてか利益確定の売りに押されている。IPOシーズン入りしたことで個人投資家の循環物色に巻き込まれる格好に。
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