EMシステムズ Research Memo(2):調剤薬局向けシステムと開業医向け電子カルテシステムを強化
[14/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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■会社概要
(1)沿革
EMシステムズ<4820>の前身は1980年に設立された医療事務用オフコン販売の(株)エム.シイ.エス。1982年にメンテナンス会社(有)エム.シイ.エス.サービスを立ち上げたほか、1984年にはエプソン販売と合弁会社関西エプソンメディカル(株)を設立し、医療事務用オフコンの販売部門を集約した。その後1989年に調剤薬局事業に進出して現在の事業ポートフォリオの基盤を形成し、1990年にはエプソンメディカル株式会社に商号変更した。
1997年にジーニスコンサルタント買収で調剤薬局部門を手中にしたほか、システムのメンテナンス会社エム.シイ.エス.サービスと医療事務用オフコン販売会社エプソンメディカルの統合で事業基盤強化に努め、1998年には商号を現在の株式会社イーエムシステムズに変更した。
2000年に入り中国でソフトウェア開発子会社(持分100%)を設立し、日本証券業協会に株式を店頭登録。2003年に東証2部上場を果たしたうえ、2005年にはスポーツジム・保育園等を現在運営している子会社(株)ラソンテ(持分100%)を設立した。
2005年には本社ビル建設及び不動産賃貸事業として新大阪駅近隣の用地を取得(約3,500百万円)。この購入資金は公募増資(約2,300百万円)で調達し、2008年の本社ビル竣工(総額13,000百万円)とともに不動産賃貸事業をスタートさせた。
2013年に開業医向け電子カルテシステムの開発と販売を手掛けるユニコンを買収したほか、2014年9月にはデータホライゾン傘下の調剤システム販売会社コスモシステムズを買収するなど、中長期的に調剤薬局向けシステムと開業医向け電子カルテシステムを強化する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目 俊一郎)
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