EMシステムズ Research Memo(7):買収したコスモシステムズの寄与を見込み通期見通しは据え置き
[14/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(4)2015年3月期計画
上期は医科システムが想定を下回ったものの、下期は買収したコスモシステムズの寄与が見込まれることからEMシステムズ<4820>は期初の通期見通しを据え置き、2015年3月期は売上高が前期比6.4%増の12,096百万円、経常利益は同3.7%減の2,200百万円を見込む。
下期は買収したコスモシステムズの自社リプレースが見込まれるほか、リリースした診療所や調剤薬局向けにプリント課金サービスが寄与する見通し。また、調剤システムのオプションサービスである新電子薬歴を、従来の導入品から自社開発品に変更するなど、下期は調剤システムの営業ターゲットが明確なうえ、サービスラインナップも充実されている。
他方、営業体制が整備された医科システムは、ASPモデルの新規獲得とユニコン製ユーザーの自社リプレースに注力するほか、コスモシステムズ買収で手中にした九州や中四国の代理店網を活用するなど、新たな販売チャネル整備に乗り出す方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目 俊一郎)
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