ケネディクス Research Memo(4):3つの事業が相互に支え合い機能することで競争力の向上や価値創造を実現
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■企業特徴
(1)受託資産の積み上げを実現する仕組み
ケネディクス<4321>の成長モデルは、受託資産残高の積み上げにより、アセットマネジメント事業の安定的な収益を伸ばすことである。特にリーマンショック以降、その方針が明確に打ち出されている。不動産投資ファンドの勃興期から活躍してきた同社は、不動産市況等の影響を受けながらも、着実に受託資産残高を積み上げており、独立系の不動産アセットマネジメント会社では国内最大規模となっている。約1.4兆円の受託資産は、同社の収益基盤を支えるとともに、ブランド力の向上や運用ノウハウの蓄積にも貢献することで、更なる受託資産の拡大につながる正の循環が成立している。
また、アセットマネジメントビジネスを中核として、エクイティ投資とノンアセット不動産関連サービスの3つの事業が相互に支え合う3本の柱として機能することで競争力の向上や価値創造を実現し、最終的には受託資産残高の拡大につながっているところも同社の強みである。
特に不動産市況が回復し、物件取得競争が激化する中で、これまでの経験を活かした目利きの高さに加えて、他社に先駆けて様々な手法(開発型案件のほか、ブリッジファンド、私募ファンドの組成、物件取得を目的とした商業不動産担保証券への投資など)を手掛けるとともに、新たなアセットクラス(ヘルスケア等)に挑戦してきたことも、独立系である同社ならではの機動性や柔軟性が発揮されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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