ケネディクス Research Memo(10):J-REITはリーマンショック以降の2013年から拡大基調に転じている
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業界環境
(1)不動産投資ファンド市場の動き
ケネディクス<4321>を取り巻く三井住友トラスト基礎研究所の調査によると、2014年6月末のJ-REIT、私募ファンドを合わせた市場規模(運用資産額ベース)は約27.4兆円となっている。過去からの推移を見ると、J-REITはリーマンショック以降、伸び悩みが見られたものの、2013年から拡大基調に転じている。一方、私募ファンドもしばらく17兆円台で推移していたが、J-REITが拡大する中で縮小傾向となっている。好調な不動産市況のもと、J-REIT等への物件売却を実行したことや物件取得が困難な環境になってきたことが要因として挙げられる。一方、J-REITに目を向ければ、東証REIT指数は足元で好調に推移しており、J-REITの銘柄数も2014年に新規上場した6銘柄(予定を含む)も含め、2014年12月末には49銘柄となる予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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